PS3で遊ぼう 〜DLNAクライアント編 (1)〜

テレビもSD解像度のブラウン管なので、実際のところ、DLNAのためにPS3買ったんですよ。

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とりあえず遅めのデスクトップPCにDLNAサーバとしてTVersityを入れて試してわかったことは。

1.写真の転送は意外と重い。
1枚数MBの写真を連続で次々と見ていく…というのはそれなりに重い処理です。PS3の速い描画についていこうとするとサーバ側にはそれなりのスループットが必要になるようです。もっと速いマシンが必要ですね。

2,MP3が文字化けする
とりあえずID3タグがShift-JISだとサーバの段階で文字化けします。STEP( http://hp.vector.co.jp/authors/VA012911/STEP/step.html )を使って、ID3のバージョンをv2.4に変換して文字コードUTF-8にしてみましたが、文字化けは完全には解消されず。全部同じ変換をかけたはずなのに、曲によっては直ったけど直らない曲も結構ある、そんな感じ。

さらに古いバージョンであるID3V1のタグを削除してみたんですが、現在変換したデータをサーバマシンに転送中なので、その結果はまた明日。

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メインのデスクトップにffdshowTVersityを入れて動画を流してみたんですが、こっちは非常に快適でした。最近のバージョンのTVersityffdshowが最初からセットになっているので簡単にできます。

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ちなみに、WindowsMediaPlayerの共有機能(これもDLNA互換と言われています)でも音楽を共有してみたんですが、PS3から見たらID3タグのトラックナンバーが無視され、アルバム内のトラックの順番が曲名のアルファベット順で並んでしまいました。この辺はやっぱりマイクロソフトクオリティなんですかねぇ。

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しかし、PS3のUIはめちゃくちゃ速い。そりゃCPU性能を考えれば当然なのだけど、Bluetooth接続のコントローラと高速なCPUが実現する超高速UIでのDLNAクライアントは素晴らしいです。

買い換えスパンが長いテレビに頑張ってWebブラウザとかDLNAクライアントとか入れるのは本当に正しいのか、ちょっと疑問に思ってしまいます。どうやってもUIの優先度は低いし、今の赤外線リモコンは反応が遅くて連打にも弱いみたいなので、応答性の高いゲーム機のようなUIを実現するのは厳しいのですよ。

まあ、レコーダーと連携するくらいだと、性能の低さを考えても入力の切り替えなく利用できる便利さがあるのかもしれませんけど、本当に「ホームサーバー」なんてものが置かれて、そこに大量にコンテンツを放り込むようになった場合には絶対に性能不足になるでしょう。

PS3を買って、「テレビで録画しよう」と考えなければ、別に高いモデル買わなくてもいいかなぁ…と思いました。本当はZが欲しいですけど。