REGZA 42Z3500で遊ぶ(1)〜DVI-HDMIケーブルでPCを繋ぐ〜

液晶テレビ買ったらPC繋ぐぞー、と思っていたので検証してます。PC接続関連はテレビ接続用のデスクトップPCを売っているソニーやシャープは頑張っているが、REGZAはちょっと苦手な感じらしい。

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まず、REGZAシリーズの仕様上の問題としてあるのがRGB接続の対応解像度の少なさ。

フルHDパネルモデルでもアナログRGBでは1920×1080ドットは出せない。ちょっと試してみた限りだとどうやらココ( 詳細機能一覧/PCコネクト | 東芝REGZA〈レグザ〉 http://www.regza.jp/product/tv/feature/function/func35.html )に書いてある解像度以外はすべて弾くように作られているらしく、1280×720ドットなどの表に載ってない解像度を入れても非対応と言われてしまう模様。

ただ、3000シリーズ以降で32インチなどのワイドXGAモデルについてはRGB接続でドットバイドット表示が可能な模様。1920×1080ドットでアナログとなると調整なども厳しいのでサポート関連の安全策で弾くように作ってあるのかもしれない。

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そうなるとHDMI端子を使うことになるのだが、液晶テレビにDVIまたはHDMIで普通のPCを繋ぐといくつか問題が発生するらしい( 情報元 : 液晶テレビをPCモニタとして使うスレ - wiki@nothing http://wiki.nothing.sh/1133.html )。

この中でうちの環境で出たのは以下の2つ。

  1. 滲む問題
  2. 見失う問題

ちなみに使用しているビデオカードRADEON X600 Proで、DVI-HDMI変換ケーブルを使ってHDMI2入力に繋いでいる。

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まず、どうやら手持ちの環境では滲む問題は解決できないらしい。ビデオカードの交換などでどうにかなるのかも不明。

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見失う問題については、調べてみるとGeForceではダメだが、RADEONの場合最新のドライバでどうにかなった…という話があった。

最新版のATICatalystドライバを入れてみたが、Catalyst Control Centerの設定をいくつか変更する必要があったので文章だけではわかりにくいかもしれないが書いておく。ちなみに、ダウンロード時にCatalyst Control Center入りの英語版を間違えて落としてそのまま入れてしまったため、英語版を使っている。

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DTV(テレビ?)の下のAttributeを選び、その詳細の設定としてDVI Settingsというのがあるので、その中の「Reduce DVI Frequency on high-resolution displays」と「Alternate DVI operational mode」の2つのチェックボックスを外すといいらしい。

「Reduce DVI Frequency on high-resolution displays」は対応解像度などを自動設定するものらしく、これをオンになっていると1080pに設定できなかった。テレビとしては1080pに対応しているはずなのだが、理由は不明。これは見失う問題そのものとの影響はないが、正しい解像度を設定するためには必要だった。

重要なのはおそらく「Alternate DVI operational mode」で、これでビデオカード側でEDIDを使ってプラグアンドプレイで出力を自動制御するのが切れるのだと思う。

同じような設定がGeForceで出来るのかは不明だが、とりあえずテレビとPCをDVI-HDMIで繋ぐときはプラグアンドプレイで勝手に弄られないようにすることが必要なようだ。

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上のように設定してからはPS3に切り替えても、電源を切って風呂に入って出てきてからテレビをつけても「見失う」ことはなかった。これでキーボードから電源を入れられればいいのだが、eMachinesで出来るのだろうか。

<追記>
一回電源を切ったら全く表示されなくなりました。面倒なのでビデオカードを買い換えました。