VAIOブランドのTime Capsule

ソニー、DLNAや外出先からのアクセスに対応したNAS「Liblog Station」

DLNAのホームサーバや、ロケフリっぽい使い方もできますが、基本はVAIOというブランドが付いたNASなんですね。個人的にDRMに対応しない、というのは英断だと思います。デジタル放送で録画した番組は貯められないんですけど、それを入れられるようにすると容量がいくらあっても足りない。

デジタル放送をなくすと、ユーザが保存したくなるデータは

  • ユーザが作ったコンテンツ
    • ハンディカムで録った動画とデジカメで撮った写真
  • CDから取り込んだ音楽
  • 家族のPCのデータのバックアップ

くらいになる。これなら1〜1.5TBあれば将来増える分を見越しても充分入りそう。

一見中途半端に感じるんですけど、僕としては「実は利用シーンをしっかり考えて機能が削られている」のだと思います。「なんでも詰め込んで誰も買わない値段になる」という状態になっていないのは評価したい。

少なくも昔の失敗を踏まえ、コストと機能のバランスをうまく取っている感じはあり、この値段と機能ならある程度買う人いるのでは?という印象。

リリースを読んでる限りでは結構期待できるんですが、問題は完成度ですよねぇ。マニアがいじり倒して遊ぶ機械なら完成度が低くてもいいんですが、ターゲットはPCリテラシーはあるが苦労はしたくない層だと思うので、同じシリーズの据置型音楽プレーヤーとフォトフレーム、さらにはPCとPCにつながったポータブルデバイス、ビデオカメラとデジタルカメラ、それら全てがストレスなく連携できることが必須。

まあ、ソニーがこういうことが得意だとはとても思えないので、不安はあるんですが。