Atom搭載ネットブックへの期待

ネットブックではVistaは厳しいし、最新のOfficeもあまり実用的ではない。その指摘は正しいのだが、ネットブックは戸田氏の考えるところの「パソコンの進化」そのものに警鐘を鳴らす存在である。

ネットブックは、無駄に重くなったVistaや、ファットクライアントであるところのOffice、HD動画の再生などはほとんどの人にとって必要ないのではないか、現状、ニコニコ動画YouTubeくらいがもっとも重いアプリケーション、という程度で充分なのではないか、そういう問いかけをユーザにしている。

僕はネットブックの可能性にすごく期待しているので、上の記事は前提条件がブレている気がしてならない。高いPCと同じようには使えないことを量販店の店員はお客に伝える必要はあるが、PCの進化系である、という前提の商品でないことは明らかだ。読んでいて、日本の大手PCメーカーに媚びを売っているのではないか、と思ってしまった。

とはいえ、ネットブックは実際どれくらい使い物になるか、というのはAtomマシンを使ったことがないのでわからない。VIA系やCeleronM+915GML(Eee PC)はチップセットの性能的にちょっと厳しそうだが、Atomと945シリーズの組み合わせは結構速いのではないかと思っているのだが、どうなんだろう。