iPhoneのキラーアプリはRemoteか

iPhoneのアプリの中で、ホームネットワークに興味のある人たちの間でちょっと話題になっている、と言えるのがRemoteという純正アプリだろう。これは、PC上のiTunesApple TVをiPhoneから操作したり、アルバムアートを見たりできるソフトである。

PC上でiTunesを起動しておき、ライブラリをiPhoneで検索し、別の部屋に置いてあるAirMacExpressに出力する。
音声をiPhone上で聴くことはできないが、iTunesライブラリを家の中の他のApple製品に出力するように指示できる、というのは非常に画期的なこと。これを画期的だと感じられないと、ホームネットワーク好きとしてヤバいと思う。

DLNAにもDMS(サーバ)、DMR(レンダラー、ディスプレイやスピーカー)、DMC(コントローラー、つまりリモコン)という概念があるが、DMRはソニーがテレビに写真表示をやっと実装した程度、DMCはほぼ存在しないと言っていい。DLNAで唯一頑張っていると言えるのはソニーVAIO部隊で、同じソニーのテレビやレコーダー、オーディオはVAIO部隊の後ろをゆっくり追ってる感じで、全体的に見ると「惜しい」状態。それでも全然やる気がない他のメーカーと比べればだいぶマシという状況。

HDMI CEC(〜リンク)が予想以上に流行ったので、みんなやる気がなくなってしまったのだろうか。

そうやってDLNAがもたついている間に、後追いのはずだったAppleDLNAが目指していた未来の1つをサクッと実現してしまった。