液晶テレビにはノートPCを繋げ!

3年前くらいに買ったPentium 4の古いデスクトップPCをテレビの横に置いてテレビ接続用PCにしていた。ワイヤレスキーボードやHDMI出力対応のビデオカードも用意したが、最近不要だと感じるようになってきた。

我が家特有の理由もあるが、とりあえず挙げていく。

まず良くないのがテレビサイドPCとして売ってるような専用PCではなく、普通のmicorATXのデスクトップPCを使っているため、リモートで電源を入れる方法がないことだ。まあ、電源のヘッダピンを外に出してリモコンで電源入れられるようなデバイスとか、Wake on Lanとか、方法はないわけではないが面倒である。ゲーム機が一通りコントローラーから電源を入れられるようになった今、リモートで電源入れられないのはツラい。

次に困ったのがHDMI関連のトラブルである。入力を切り替えて、元に戻す、といったことを繰り替えすると画面に出力されなくなったりする。DVIやHDMIでは最初に設定情報をやりとりしたりすようなので、おそらくテレビの仕様とPC側の設定の問題であると思われる。これも頑張ればノウハウが蓄積できそうだが、やる気が起きない。

その結果、我が家ではテレビをPCのディスプレイとして使うときにどうなっているかと言うと、長めのHDMIケーブル(テレビに接続)と光デジタルケーブル(アンプに接続)を用意し、MacBookをテレビに繋いで使っている。HDMIケーブルはDVIへの変換コネクタを途中に挟んでの接続となるため、テレビから音は出ない。音はヘッドホン端子と兼用のデジタル出力端子からアンプに流している。

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このとき、ノートPCは当然手元に置いているので、電源の問題はない。

HDMI関連についても、Macはケーブルを刺した瞬間に自動的に最適な解像度が設定され、表示される。MacBookの場合、1080iになっているようだ。一度認識された後は、テレビ上で入力を切り替えたり、テレビの電源を切ったりしても接続されっぱなしになるが、Macからケーブルを抜けばシングルディスプレイに戻る。このあたりの作り込みは素晴らしい。

テレビをディスプレイとして使うアプリはWebブラウザとデジカメの写真を見るための写真管理ソフトで、Webブラウザは普通にMac上のFirefox、写真管理ソフトはVMWare上からPicasaを使う。PicasaVMWare上で動かしている上に、元の写真はネットワークドライブ上にあるので、快適とは言い難いが、スライドショーを見るだけならなんとかなる。

個人的に、液晶テレビを買ったら絶対にPCを繋げるようにすべきだと思う。大画面、フルHD、ドットバイドット、きっちり調整された色、という理想的な環境で見るデジカメの写真は新たな感動を与えてくれる。その方法として、これまでの経験からHDMIやDVIなどのデジタル出力付きのノートPCを用意する、というのが現実的だろうと思う。僕のように古いPCを転用する、となるといろいろと問題にぶち当たることになる。

まあ、僕だってそもそもはテレビ買ったときにはデジタル出力出来るノートPCがなかったから古いデスクトップPCを使うことにしたんだが、今となってはビデオカードは無駄な投資だったと思っている。