ネットブック購入を再考する

一通り触ってみた。

値段の安さと早くからの安定供給により大ヒットした。今週からTVCMもはじまった。キーボードもまあまあ打ちやすい。問題はメンテナンス性。筐体の剛性確保のために底面に穴がなく、メモリ増設やHDD交換が完全に分解しないとできない。さらにHDDリカバリで、リカバリCDが付いてこないらしい。質感が良い割に安い理由はこの辺りにあるらしい。HDDが増量されたニューモデルが発売になった。

一時期品薄だった。打ちやすいキーボードと10インチと大きめな液晶は悪くないが、こいつも底面に穴がないためメモリやHDDの交換・増設は大変らしい。

  • AVERATEC AVN0270N

上のMSIOEM。ちょっと高い。わざわざ選ぶ理由はないと思う。

  • マウスコンピュータ LB-G1000

キーボードの配列がどう見ても打ちにくそう。

デザイン重視らしく、バッテリの持ちが非常に悪いらしい。

  • DELL Inspiron mini 9

キーボードの配列があり得ない。

初代EeePCSSD。中古だと3万切ってたりするんだよね。この値段だと違う使い方を考えておもちゃとして買ってもいい気がしてくる。

SSD。合計12GBだがCドライブが4GBしかないのでツラいらしい。キーボードはなんとなく打ちにくい気がする。モデルチェンジ直前らしく、値段が落ちている。

10インチでHDD搭載のEeePC。メモリとHDDへのアクセス性も高い。6セルのバッテリを搭載していることもあり重め(1.45kg)。ボディの剛性は低いが、キーボードはすごく打ちやすい。Appleに訴えられそうなマルチタッチ対応のトラックパッドも好印象。MSIと同じ液晶サイズだが、一回り大きい。

ボディにコストがかかっていることはわかる。妙に剛性感が高く、凝縮感のあるシンプルなボディは悪くない。キーボードはパーツ的にはEeePC 901-Xとたぶん一緒。サポートコストを考慮すると妥当な金額な気はするが、僕がサポートに電話することはまずないと思うと7万はちょっと高く感じてしまう。

正直、一番いいなぁと思ったのはASUS EeePC 1000H-X。6セルのバッテリと不満のないキーボードで6万。キーボードは文句なしに打ちやすい。「モバイルに興味がある人の2台目のPC」としてはこれ以上ないPCなのではなかろうか。「カタログスペックのバッテリ駆動時間は2で割れ」という格言があるが、6.9時間と書いてあればさすがに安心。値段も含めた総合的な意味で、大学生が学校に持って行くPCとしても最適だと思う。

とはいえ、ThinkPad X24を持ってる身としては、250gしか軽くならないのは不満で購入までは至らなかった。せっかくなのでもっと軽くて小さいのが欲しい。東芝のがASUSACERと同等レベルまでが下がるか、EeePC 901-XにHDDが載ってくれればいいんだが。

自分で分解して改造とかしないよ、バッテリ駆動時間が短くなっても少し軽くしたい、というならばACERMSIは悪くない選択肢。東芝は多少高くなっても安心感が欲しい人向け。SSDEeePCは知識がない人が買うと容量が足りなくて痛い目を見る。その他は中途半端なのでわざわざ選ぶ必要はないと思う。