ハードウェア側の気合いの入り方と、ソフトウェア側の頭の悪さが同居した、非常に悪い意味でソニーらしいモデル、という印象。
ソニー好き（≒ガジェット好き）がターゲットであるウォークマンのハイエンドモデルにWi-Fi経由でのYouTube再生機能や、FLV再生もマルチメディアデータのダウンロードも出来ないブラウザは本当に必要なのか？この辺りのセンスのなさっていい加減どうにかならないんだろうか。NetFrontのライセンス料とか完全にお金の無駄だと思うんだけど。
YouTube接続機能とか、NetFrontのブラウザとかを「なかったこと」にして、単純に「筐体デザインにもこだわった久しぶりのハイエンドウォークマン」と考えよう。iPod touch対抗みたいなことを考えずに、純粋な音楽プレーヤーとして見ればデザインや仕上げはいいし、S-Masterで音も良さそうだし、悪くない感じがするんですよね。DonDで転送できるようになってるのも良い。そのためだけに買うにはさすがに高すぎるが。
Wi-Fiを取っ払ったモデルはたぶん出ないので、値下がりを期待したい。
しかし、このXシリーズって何で動いてるんだろう。ここしばらくずっとNECエレ（OViA）だったぽいんですが、今回は全く違うモノに入れ替わってる予感。
