HP Pavilion Notebook PC dv2は売れるか?

日本メーカーはやっとネットブックに本腰を入れ始めた感じだが、世の中的にはdv2に採用されたYukonプラットフォームや、IntelのConsumer ULVなど、ネットブックの次を模索し始めている。

12インチディスプレイ、1.7kgで「AMDYukonプラットフォーム+外付けGPU」というスペックを持ちながら、直販価格で73500円(送料別)、というノートPCがhpから発売された。CPUはシングルコアであり、クロック周波数も1.6GHzと低めだが、Atomよりは速いし、動画再生支援機能付きの外付けGPUがあるため、Webブラウズや動画再生は快適にこなせるだろう。

学生時代にLet's note M2CとThinkPad X24を使っていたため、12インチで1.7kg程度のノートPCのバランスの良さはよく知っている。家の中で持ち運ぶだけなら2kgくらいあっても良いのだが、外への持ち運びを考えると2kgでは重く、1.8kg以下である必要があると思っている。その一方、無理に軽量化をしていない分、マシンパワーに余裕を持たせられるため、モバイルノートよりも利用時のストレスは少ない。

そんなわけで、僕はこのdv2が発表されたときに「欲しい」と思ったのだが、送料含めて8万弱という価格は微妙だと思った。送料込みで7万円は切って欲しいと思ったが、7万を切ってもネットブックの「5万以下」というインパクトには程遠いものがある。

僕はセールで安くなったら買っちゃいそうな気がするけど、売れるかどうかは正直わからない。海外では「安いモバイルノート」として売れるかもしれないが、日本ではあんまり売れないような気がしている。dv2のバランスの良さを店頭で伝えるのは相当難しいと思う。

たくさん売れて、いろんなメーカーが参入して選べるようになれば僕はうれしいんですが、どうでしょう。