VAIOのネットブック「VAIO W」

WXGAってのがソニーにだけに許された特権なのか、発表のタイミングの問題で他のメーカーからもどんどん出てくるのか、はたまたインテルもしくはマイクロソフトネットブック向け制限を無視してソニーがちょっと高いお金でパーツを買っているのかは不明です。とりあえず発売までに1ヶ月ありますので、その間に他のメーカーが対抗してくるかを見たいところです。

それはそれとして、ついに「Atom Nシリーズ+945GSE+WXGA液晶」という(多くのPC好きにとって)望み通りのスペックのネットブックが発売されることになります。これまでNシリーズは性能面のバランスは良いものの液晶の解像度が低い、Zシリーズは液晶の解像度は高いが遅い、と言われていたので、Nシリーズで高解像度のモデルを待っていた人も結構多いのではないでしょうか。

解像度がWXGAになればネットを制限なく利用できる、ということで、女性などに向けて「一台目のPC」としての訴求が行われるようです。これまで机の上に置きっぱなしだったノートPCをキッチンなどへ持って行く、というのは(実際にやるかどうかは僕は料理しないのでわかりませんが)結構いいシナリオのように見えます。

また、このスペックになるとモバイルノートを本格的に喰う可能性があります。個人向けのハイエンドモバイルノートであるVAIO type Tはそろそろその役割を終えるのかもしれません。現行モデルであるtype TTの「外でBlu-rayを見る」というコンセプトはやや強引すぎる物がある気がします。そこまでしないと特徴が出せないのか、という感じ。

個人的には、このスペックでMacOSが入っていたら…とつい考えてしまいます。

男声向けのブラックキーボードモデルとか出たらちょっと欲しいかもしれません。