jigブラウザへの不満

今月は、フルブラウザとしてiアプリjigブラウザを使っている。独自のアプリ実行環境であるjigletなど、Javaベースにも関わらずかなり頑張っている。だが、Javaベースの限界もあり、不満点も多い。

一番不満なのはN-01Aのタッチパネル、ニューロポインターに対するチューニングがほとんど行われていないように感じること。購入直後のアップデートまでは、キーパッドを隠した状態以外はタッチパッドを使った操作が効かないという謎の仕様になっていた。N-01Aはタッチパッドキーパッドを併用できることが利点なので、この仕様には疑問が残る。

ニューロポインターへの対応も、どうも反応が悪くて使いにくい。jigブラウザはバックグラウンドで別タブのページをダウンロードしてくれるが、スレッドの優先度などが入力重視になっていないのかもしれない。ここはN903iの時に使っていた同じiアプリiBisBrowserの方が良かった。

こんな感じなので、特徴的な入力デバイスを持つN-01Aに対して実機を用意してチューニングしているとは到底思えない。

また、仕方ないことであるがJavaScript対応の中途半端さも困った。表示内容の切り替えなど、ページを見る上でクリティカルな部分で非対応なことがあるのはツラい。

jigletも、iアプリの中間サーバ必須の構成もあり、反応が遅く、通信失敗の確率も高い感じがした。jigletは期待していた部分であり、iBisBrowserの倍の値段を取る最大の理由であると思っていただけにがっかりである。

さらに、電池の消費も内蔵のNetFrontと比較して激しく、1時間半くらい使うとがっつり一日保たなくなる印象。このおかげでおもちゃとして買ったW-ZERO3の利用頻度が上がった、というのは微妙な気分である。

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一方、良いところは操作系が整理されており、タブの開き方なども細かく設定できるところ。ここは開発の初期段階で手間をかけた成果、ということなのだろうか。

また、中間サーバでレンダリングを行うシステムなので画像をリサイズし、たくさん表示できるところも良いところと言える。

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ただ、結論を言うと、jigブラウザを来月以降も支払う気はない。N-01Aに対するチューニングの甘さ、バッテリ消費の激しさが致命的だ。

しかし、今月中は使わなくちゃいけない。月末に解約処理しなくちゃいけないのが面倒だなー。