久しぶりにウォークマンを買った。とはいっても普通に売ってるモデルとは違い、外国人観光客向けの「オーバーシーズモデル」というもの。
国内向けのモデルと違うのは、
というところ。
ATRACとかOpenMGとか言ってるのは日本だけなんだぜ。むしろauがいなかったらとうの昔になくなっててもおかしくないんだぜ。ま、ウォークマンが売れているのは日本くらいで、アメリカだとシェアはあってないようなもんだったりするという話も聞きますが。
そんなことはさておき、買った理由は「ドラッグアンドドロップで転送できて使い勝手のいいMP3プレーヤーが欲しい」というものでした。
韓国・台湾系メーカーのMP3プレーヤーは
- 電源ONが「あるボタン」の長押し
- 電源が入ってからメーカーのロゴが出たりして、音が出るまで15秒以上かかる
- レジュームがなく、電源を切ると再生していた曲や位置などをすっかり忘れる
- メニューでどこにいたのかすら覚えていなくて、必ずメニューツリーのトップに戻される
- メニュー操作をすると音のテンポが一瞬おかしくなる
みたいなことがあったりなかったりして、かなりイラッとくる(これは基本コンポーネントを購入してカスタマイズしている日本メーカーのプレーヤーにもあるが…)。国内版と基本的に同じコンポーネントで作られているウォークマンなら、こういった心配はないはず、というのが購入の動機です。
ちなみに、オーバーシーズモデルは大きめのヨドバシや秋葉原の免税店、ソニービル内の免税店などで買えます。2GBと小容量ですが、お値段もお安く4700円程度。秋葉原のヨドバシで買ったので普通にポイントが付きました。
このNWZ-B142Fの基本スペックは
- 容量2GB、USB端子内蔵
- WMAおよびMP3対応
- 音楽の転送にはWindows Media Playerもしくはドラッグアンドドロップ
- FMチューナー内蔵
という感じなのですが、「オーバーシーズモデル」は国内での仕様を想定していないため、FMチューナーは国内向けの周波数に対応しておらず、使えません。
また、メニューの言語に「日本語」はありません。ただし、MP3のタグについては日本語を表示できます。一応、僕の環境ではUTF-16の日本語タグを表示できています。
試しにWindows PCからドラッグアンドドロップで曲を突っ込んでみましたが、新機能のZAPPINGは(どこで12音解析やってるのかはわかりませんが)効きます。そして、思ったよりずっと便利。ラジオのランキング番組みたいな感じでサビだけ流れます。曲を判別できる部分が流れてくれるので、イントロが静かな曲でも問題なし。
また、韓国・台湾系メーカーとの違いについていえば、電源オフの状態から再生ボタンを押すだけで起動し、2秒で音が鳴ります。メニューツリーのトップに戻されることもありません。どんな操作をしても音は乱れません。安くてもちゃんと「ウォークマン」していることに感心しました。
これで本体デザインが円筒形のスティック上で、ジョグダイヤルが付いてて、クリップとか付いてればもっといいんだけどなぁ。軽いのでクリップでも落ちないと思うんだが。