MacBook Pro (15-inch, Mid 2010) MC371J/Aを買いました〜セットアップ〜

Twitterでは買った日から呟いていますが、二週間くらい前にCore i5搭載になった15インチの梅(一番安いモデル)を買いました。とりあえずセットアップ関連やトラブルについてまとめてみます。

HDDの交換

MC371J/Aの標準搭載HDDは320GB、これまで使っていたMacBookのHDDが500GB(自分で換装した)だったので、より容量の大きな640GBに交換。現時点で9.5mm最大容量は750GBですが、在庫はありませんでした。2.5インチ640GBには7200rpmの製品はまだないので5400rpmのMaxtor WD6400BEVTを購入。5400rpmでももう少し速い製品もあるかもしれませんが、何も考えずに値段で決めました。

交換は初回起動の前にやりました(元のHDDには初回起動も済んでないOSが眠っている…)。ググって見つけた手順を見ながら、+の精密ドライバと、T6のトルクスドライバを使って交換。初期セットアップDVDでディスク全体をフォーマットして再インストール。

これまで使っていたMacBook (Early 2008) MB403J/Aからの移行

システム移行アシスタントを使いました。再インストールし、初回起動時に旧MacBookとクロスのLANケーブルを繋いで行いました。VMWare Fusion用のVMWindows XP)はサイズが大きく転送に失敗しましたが、ほぼ全てのアプリとその設定が移行されました。VMもファイルサーバを経由した手動コピーで完了。ちょっと心配だったPicasaのライブラリDB・顔認識の処理結果も綺麗に移行されたのは嬉しかった。

iTunesは楽曲ライブラリやアプリのDL情報はそのまま移行されましたが、別マシンということでアカウントの認証が必要になりました。認証が終わってしまえば、iPhoneも何の問題なく同期できました。1アカウントで5台のPCまで利用できますし、1年に一回認証可能なPCの台数をリセットできるのですが、一応、古いMacBookは使わないのでアカウントの認証を解除しました。

あと、Windows XPVMはマシンのアーキテクチャ(CPU)が大きく変更されたので再アクティベーションになりました。

で、ここまではうまく行ったと思っていたのですが、いくつかトラブルに巻き込まれました。いきなりシステム移行アシスタントを実行したのも、実際は間違いでした。

カーネルパニックで落ちる

元のMacBookは、最初LeopardだったものをSnow Leopardにアップグレードしたものでした。そのため、Snow Leopard非対応バージョンのソフトウェアがいくつか入っており、そのどれかが原因でカーネルパニックでシステムごと落ちる、という問題が発生しました。

下記のソフトウェアをSnow Leopard対応版にアップデートしました。

  • PCKeyboardHack(Windows PC向けキーボードを利用するためのユーティリティ)
  • Perian(コーデックパック)
  • Flip4Mac(WMV再生プラグイン
  • ClamXav(ウイルスツール)

ちなみに、これは上記のソフトウェアが悪いわけではなく、僕がアップデートしてなかったのが悪いのです。ねんのため。

DisplayLinkドライバで画面表示がおかしくなる

さらに、外付けディスプレイを繋いだり外したりして再起動をすると、画面表示がおかしくなり操作不能になるトラブルが出ました。これは、DisplayLinkのドライバをアンインストールしたら解決しました。

この問題はCore i5/7搭載MacBook Pro固有の現象で、DisplayLinkのForumでも話題になっていますが現時点(5/11)では未解決のようです。つまり、Core i5/7搭載MacBook ProではDisplayLinkのUSBディスプレイアダプタは使えない、ということになります。

BootCamp領域が作れない

BootCampにWindows 7を入れるつもりだったのですが、いきなりディスク全体をフォーマットしてシステム移行アシスタントを使って全てのデータをコピーしたのは失敗でした。元のデータは300GBちょっとのはずで、ディスクの最後の方は使われてないと思ったんですが、何故かBootCamp領域が「データが既に書き込まれている」というエラーで作れない。

これはどうしようもなくて、一回、ディスクユーティリティでディスク全体を別のUSB HDDに完全コピー、コピーしたUSB HDDで起動し、本体内の640GBのHDDの後ろの方にBootCamp領域分を空けた状態でディスクを初期化・パーティションを作成し、作成したパーティションに再度ディスクユーティリティでディスク全体をコピー(書き戻し)、という手順を取り、BootCamp領域を無事作成しました。

ちなみに、このコピー→書き戻しの処理ではiTunesのアカウント認証は不要でした。丸々コピーしたUSB HDDで起動するのはやっぱり便利ですね。

まとめ(トラブらないようにするために)

セットアップ関連でのまとめです。

  • BootCamp領域の作成はシステム移行アシスタントを実行する前にやるべし
    • あとからやると作れないことがある
  • ソフトウェアのアップデートはちゃんとやろう
  • 現時点ではCore i5/7搭載MacBook ProではDisplayLinkのUSBディスプレイアダプタは使えない
  • トラブルの原因はカーネル機能拡張(kext)であることが多い
    • トラブったときはカーネル機能拡張をアンインストールしてみると良い、事前にアンインストールしておくのが安全
  • トラブルは起きるがMacのシステム移行は非常に簡単である