扇風機の買い方

扇風機が欲しい、と思って季節家電のコーナーを何度か見ているうちに面白いことに気がつきましたのでまとめてみます。ここではとりあえず一番一般的な「リビング扇風機」というものについて書いてみます。他のタイプでも基本は変わらないと思います。

扇風機のランク

扇風機って、1500円くらいで買えるすごい安いヤツから10000円近くする高いヤツまであって、どう違うのかわかりません。お店でも「どこが違うんだろう」とか言いながら商品を見ている人を見かけました。

ざっくりいうと、まず、作ってるメーカーが名も知らぬメーカーか、有名電機メーカーか、で分かれます。有名電機メーカーだと最低でも5000円近くからスタート、リモコン付きの一番高いのだと10000円近くします。安いメーカーだと一番高いのでも5000円しません。この差はブランド料かもしれませんが、もしかしたら良い部品が使われていて信頼性が高いかもしれません。信頼性を気にする場合は有名電機メーカーのバッジのついた製品を買うといいでしょう。

で、名も知らぬメーカーについていうと、以下のようにランクの違いがあるようです。

  • 一番安いシンプルタイプ
  • マイコン制御タイプ
  • リモコン付きタイプ

一番安いのは、メカのボタン(カチッ、ってなるヤツですね)と切タイマーだけがついたタイプ。近所の大型電器店だとたまに「5台限定498円!」とかなってたりします。マイコン制御タイプ、というのは安くても2000円以上するのですが、一番安いのとどこが違うかというと、コンピュータ制御で入タイマーが出来たり、ゆらぎ運転(強くなったり弱くなったり)が出来たりするようです。マイコン制御のさらに上位タイプとして、リモコン付きタイプがある、という感じでしょうか。ちなみに、有名電機メーカーのものは例外なくマイコン制御タイプのようです。

標準使用期間の違い

これ、本気で買おうと思ってお店に行くまで知りませんでした。何年か前に、20〜30年くらい使われている扇風機が内部部品の劣化によりコンセントに挿しているだけで発火する、という事故が起きた影響で、今売っている扇風機には例外なく「標準使用期間」というシールがモーターが入った部分の上部に貼られています。

大体5〜10年くらいなんですけど、いくつか見てみると微妙に違うんですね。安いのほど短いのが基本なんですが、同じくらいの値段の製品でもメーカーによって微妙に違ったり、メーカーでも製品によって違ったりするようです。

で、最短で5年、というのは正直結構短い印象。標準使用期間と壊れるまでの期間は何の関係もないのですが、標準使用期間以上使用するのは避けた方がいいかなぁ、とか思って年数で割ると、実はちょっといいのを買った方がコストパフォーマンスが良かったりするかもしれません。

付加機能

マイナスイオンとか、入タイマーとか、ゆらぎ運転とか、使うのか使わないのかわからない機能が多いのですが、首振りのON/OFFがリモコンから制御できるタイプがたまーにあります。これは人によってはこだわりポイントかもしれません。

実際のところどれを買うのがいいのか

考え方によると思います。ダイソンなどのような特殊な扇風機でない限り、出てくる風にそれほど差はないわけですよ。あとは信頼性を気にするかどうか、リモコン欲しいか、付加機能が欲しいか、みたいなことを考えればいいわけですね。

さて、僕は何を買おうかな。