次世代スモールMacのCPUは何になるのか?

Sabine(サービネ)とBrazos(ブラゾス)ってのはこれまで聞いたことがなかった気がしますが、ハイパフォーマンスよりの「Llano(ラノ)」がSabineで、ローエンド寄りの「Bobcat(ボブキャット)」がBrazosらしい。

SabineはメインストリームのノートPC向けでSandyBridgeと真っ向勝負、BobcatはネットブックからCULV向け、という位置づけの模様。どちらもグラフィックチップが統合されており、Intelはグラフィック性能に難ありなため、一時期は次世代のMacBookに搭載されるのでは?という噂も出ていました。

現行のMacは、サイズが大きく放熱性能に余裕があるモデルはCore iシリーズ+ディスクリートGPU、13"以下のノートPCとMac miniCore 2 Duo+GeForce 320Mという構成。敢えて旧アーキテクチャを採用する理由としては、現行Core iシリーズのGPU性能がAppleが要求するものを満たしておらず、ある程度のグラフィック性能を得ようと考えると、GPUコアが統合されていない旧アーキテクチャと高性能なグラフィックチップが統合されたチップセットの組み合わせしかない、という事情が考えられます。

AMDは、なんだかんだで電気を喰うイメージがあります。新アーキテクチャによってピーク時の発熱量を示すTDPが下がったところで、省電力性能は平均を下げるか、いかにうまく寝かせるか、なので実バッテリ駆動時間ではIntelに全然敵わない、という可能性は充分にあります。

で、来年どうなるか、なのですが、SandyBridgeもGPUが32nm化されて高クロックになったり、アーキテクチャの改良があったりして性能は高まるものの、機能としてはあまり変わらないという噂。一般的なWindowsモバイルノートPCは当たり年になると思われる来年のSandyBridgeですが、MacについてはCore 2 Duoでもう1年くらい引っ張っちゃってもおかしくないような気もします。

…という、MacBook Airを買ってもいいんじゃないかと自分に思わせるための文章。