Google TVに使われるCE4100というチップについて

製品は既に発売されているし、完全に旬は過ぎてる感じがしますが。

Sony Internet TVもLogitech Revueも、IntelのCE4100(Sodaville)と呼ばれるチップを使っています。 基本スペックを書き出すとこんな感じ。

STBなどを想定し、HDMI入力をピクチャーインピクチャーできたりするのが特徴ですが、Atom Zシリーズをベースにしており、さらに CPUのクロックが低いため、基本性能はVAIO P/Xのローエンドモデルにも 劣ります。さらに補足すると、GPU部分はiPhone4などと一緒のコア。

Windowsと比較して軽量なイメージのあるAndroid OSを使っているとはいえ、基本性能はiPhoneなどと比べてもそれほど高性能ではないのにも関わらず、フルHD解像度のテレビの画面を相手にしていることになります。

そんなことを考慮して実機のハンズオン動画を見ると、メニューなどではTVにしてはいい感じに動いているように見えますし、動画はハードウェア再生支援によりヌルヌル再生していますが、Webブラウザの動作はかなりもっさりしたものであることがわかります。

それでも、PC向けのChromeブラウザを採用していると言われる互換性の高いブラウザは、人によっては魅力的に見えるのかもしれません。ブラウザの動作速度が実用に耐えうるものなのか、手元にPCやタブレットがある状態でも使いたいと思えるものなのか、は動画を見ている限り微妙な感じがしていて、実機を触ってみたいんだよなぁ。

へー、次世代のCE4200ってのはH.264のエンコーダが載るのかぁ…。