業界動向をウォッチしてまとめる、という日課

大学1年生の秋くらいだろうか、急に思い立ってホームページを作って日記を書くことにした。日記の主なネタはサークルの愚痴、ガジェット関連の業界動向ウォッチ、の2つだった。

前者はとりあえずスルーするとして、後者を日課として続けたことは、所謂「中の人」になった後、ものすごーーーーーく役に立っている。毎日ガジェット系のニュースサイトをチェックし、気になった記事をまとめたり、自分なりの考えを書く、という行為を誰に注目されることもなく5年以上続けた。

でも、継続は力なり、だと思う。「中の人」でも、業界の事情には疎い人が多いのが現実なので、業界動向に詳しいことはそれなりのアピールポイントになるし、内部のちょっとした情報からいろいろと類推することも出来る。

重要だったのは、ただウォッチすることだけじゃなく、それを文章にまとめていた、というところだ。一回整理して考えるというプロセスだけじゃなく、整理した結果が残る。過去の日記を読み返してみると、見当外れなことをいっぱい書いている一方で、意外と未来を当てているところもあったりする。

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とはいえ、「中の人」になってしまうとうかつに喋っちゃいけない情報がどんどん入ってくるので、他人に公開する文章を書くのがものすごく難しくなる。

結果として、文章にまとめるという意欲がどんどん下がっていくのだけど、何らかの方法で吐き出して記録しておかないと、モヤモヤした想いが残ったままになる。頭の中が整理されないので、これは結構ストレスだ。

頭の中にあるものを何かに書き出す、という行為は考えを整理する上では非常に重要なのだと思う。人に公開するつもりはなくても、日々、文章に考えをまとめる、という習慣を作らないといけない、最近強く感じている。