スマートデバイスにできないこと

実家にiPhone5Bluetoothキーボード(Apple Wireless KeyboardとIncase Origami Workstation)、Nexus7だけを持ってきています。一泊だけなのでPCは持ってきませんでした。

スマートデバイス、例えばiPadBluetoothキーボード、で問題なく仕事ができてしまう、という人がいる一方で、割と盛り上がっていないのがBluetoothキーボードの市場。Bluetoothキーボードはいろいろと出ましたが、日本国内では割と死屍累々な感じ(安くなってきたところで、気になっていたキーボードを買い集めてしまいそうで、実は危険な状態であります)。一方、Windows/MacOSではないキーボード付きデバイスの市場は完全に死滅状態にあります。

まあ、現実には結構使いにくいんですよね。今この文章もiPhone5Apple Wireless Keyboard繋いで打ってるわけですけど、文節の変更キー操作はATOKと違うし、iOSの漢字変換は馬鹿だし。

Androidだと別の点で悲惨で、エディタ画面が開いて、一回画面をタップしないと漢字変換は有効にならなかったり、キーボードショートカットがほとんど使えなかったりする。こんなんでキーボード付きデバイスとか作っても、そりゃあ売れないわけで。

そんな中、iPadを活用のためキーボードを付けてノートPC不要、とか言い出すのって、やっぱりオールドタイプの発想なのかもしれないなぁ、と思ったりします。安いモバイルPCとして我慢して使ってる、みたいな部分もあったりするのかも。本当はiPadのソフトウェアキーボードで物理キーボードより速く打てるとか、そういう方が正しいんだと思うんですよ。

あと、さっきUstreamアーカイブを観ようとしたんですけど、iPhoneもNexus7も、ブラウザからアーカイブが再生できない。Nexus7でUstreamアプリからアーカイブを観ようとすると、アーカイブの整列順が意味不明で、見たいアーカイブが探せない。

この辺り、AdobeFlashを諦めちゃったのは勿体無いなぁ、という印象を受けますねぇ。ハードウェアの性能的には、どんどんPCに近づいていて、CPUも含めてローエンドのPCくらいにはなってきているわけで、特定のSoCだけサポート、古いSoCはどんどん切り捨て、みたいな感じでもサポートするのはありだったんじゃないかなぁ、と思ったりします。

普段、PCと併用して使っていると気にならないですが、いざPCを置いてきてしまうと、やっぱりできないことってあるなぁ、と気づかされます。

でも、こうやって普通にブログ書いてそのまま投稿できるので、学生時代、通学時間の暇つぶしに「日記」を書くための方法を色々と試したことを思い出すと昔と比べて差は減ってきているよなぁ、とも思います。最近は逆にスマホでは普通に出来るのにPCでは出来ないこと、というのが増えてきている印象もあります。

パワーユーザーとしては「併用」という現実解を選択するわけですが、色々な事情で片方しか使わない(使えない)ユーザからすれば、もう一方でしか出来ないことは未知なる使い方、なわけで、うまく解決できたら面白いよなぁ、と思ったり思わなかったりします。