PS3をSSDに換装してGT5やダウンロードしたゲームが快適過ぎる

安売りしていたIntel SSDを2つくらい(510の120GBと330の240GB)買ってしまったため、手持ちのSSDに余裕が出てきました。

そこで、前からやってみたかったPS3SSD換装をやってみました。使ったのは最初に買ったSSDであるCrucial C300 128GB。C300は現行のCrucial m4の1個前のモデルで、SATA3に対応しています。使い続けると速度低下が出てくると言われましたが、発売当時としては比較的高性能なモデルでした。PS3はSATA1までの対応ですので、ランダムアクセス性能の向上に期待することになります。

換装手順は下記を参考に。

で、結果ですが、ビックリするくらい快適になります。

PS3 SSD換装」などとGoogleで検索して出てくるページの検証動画だと時間的には3割くらいしか短縮されてなくて、大したことない、みたいに思いがちなんですが、実際にゲームやると、BD以外の読み込みが体感的にすごく速くなる。

ダウンロードしたゲームは特にその効果が顕著ですが、GT5のようなHDDにキャッシュをいっぱい持ってるゲームでも全体的な「待たされ感」が大幅に減少します。ガレージに移動して車のリストが出るところとか、場所を移動したあとの読み込みとか、ストレスを感じるところが激減します。

なぜGT5をもったちゃんとやってたときに換装しなかったかなぁ。

逆に、劇的に速くなるという感覚がないのはシステムやゲームの起動などです(ゲームの起動は速くなったと多少感じるのですが…)。これらの場合、デバイスの認識とか、BDドライブのチェックや読み込みが時間の大半を占めていると思われます。

PCにSSDを入れた場合、起動が速くなるのがメリットと良く言われますが、これはOSの規模が大きいため全体のうちのSSDからの読み出し時間の割合が高いからです。実際はBIOS関連やドライブ類のスピンアップなどの時間も馬鹿にできないのですが、全体として速くなるので見逃しているわけです。実際、最近のUltrabookではSSDよりもBIOSやOSの改良が起動速度改善の肝になっているようです。

PS3の場合、軽量な専用OSなため起動時のSSDからの読み出しデータ量は大したことがなく、多くはデバイスの認識などの時間に割かれていると思われます。ゲームの起動も、BDドライブをスピンアップして読み出して、、、というところに時間がかかるので起動時間にSSDの効果は大きくない、ということになります。でも、キャッシュをSSD/HDDにインストールするタイプのゲームやBDがそもそもなく全てのデータをSSD/HDDからロードするダウンロードタイプのゲームでは確実にSSDの効果が出る機会がある、というわけです。

そんなわけで、GT5好きな人とか、ゲームをダウンロード購入する人が多い人にはSSD換装は文句なしにおすすめです。PC自作や改造が好きでSSDが余っている人にもおすすめです。

僕は最近ゲームをしっかりやってないので128GBにしましたが、たくさんダウンロードしてやる人は240GBクラスを用意するといいかもしれないです。