Bluetoothミュージックレシーバー PTM-BTR1でスマホやタブレットを普段のオーディオシステムに組み込む

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タブレットスマホ、サブのモバイルPCなどの音楽を簡単にデスクトップのオーディオシステム(USB音源とミキサーとOlasonicのスピーカーの組み合わせ)で聴くために、据え置き型のBluetoothのオーディオレシーバーを導入してみました。まあ、以前から同様のデバイスを導入はしていたんですが、その音質がどうしようもないくらい最悪(BELKINのヤツ)で、買い替えたいと思っていたのですが、下記の用件を満たすものが見つからなくて、買い替えられずにいました。

  • マルチペアリング(もしくはマルチポイント)対応
  • それなりの音質
  • 電源入れっぱなしで運用できる

複数あるタブレットスマホ、PCで使いたいので、マルチペアリングは必須です。本当は複数台を同時に接続できる「マルチポイント」が理想ですが、さすがに対応している機器を見つけられなかったので、「切り替え」で我慢することにしました。

音質については、以前使っていたBELKINのものが明らかにサンプリングレートが低く、エコーがかかったような音でがっかりしたので、モバイル系のBluetoothオーディオレシーバー並が最低条件。こればかりは先に購入している人のレビューを参考にするしかありません。

最後の「電源」ですが、モバイル系のバッテリ内蔵のBluetoothオーディオレシーバーって、電源ケーブルを接続すると電源が切れて充電モードに入るモノが多いんですね。だから、充電しながら使えるものか、そもそも据え置き用として売っているものを選ぶ必要があります。

Amazonで調べてみると、海外のメーカーのものがいくつか引っかかるんですが、音質が悪かったり、音質が良くてもマルチペアリング非対応だったり、で決め手にかけていたのですが、割と最近売り始めたPTM-BTR1は条件を全部満たしていた、というわけです。

ニッチな商品ではありますが、求めている人が一通り反応したからか、注文してから1ヶ月くらいかかってしまいました。確か、注文したときは直販とAmazon限定だった気がするのですが、いつの間にかヨドバシ.comなどでも取り扱っているようです。

電源はmicroUSB端子でACアダプタが付属しています。オーディオをケーブルも「ステレオミニ-ステレオミニ」のものと「ステレオミニ-ステレオプラグ」のものが1本ずつ付いていて親切。

背面には電源とオーディオ入力とペアリングON/OFFと接続先変更兼用となるスイッチのみ。世の中にはスイッチすらなくて、電源が入っていて接続相手がいないときは常にペアリング待ち状態、という豪快なデバイスも存在するようですが、PTM-BTR1では接続先の変更とペアリング待ち状態の制御はできるようになっています。
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音質については期待通り、ちゃんとしたヘッドフォン出力を持ったデバイスを使っていればタブレットスマートフォン本体のイヤホン端子を使うよりは高音質になります。特に不自由なく普通に使えるので満足しています。

PCがあっても、YouTubeなどはタブレットスマートフォンの方が使いやすいし、音も下手に本体のイヤホン端子から出力するよりも綺麗な感じなので、PCの横にタブレットを置いてメディアファイルの再生に使っている、みたいな人にはオススメです。当然、普通のコンポにタブレットスマートフォンを繋ぎたい場合にも良い選択肢になると思います。ただ、製品仕様にSCMS-Tとの記述はないので、テレビ番組を扱いたい場合には要注意です。

ちなみに、iOS系の場合は、AirPlayという選択肢もありますが、AirPlayは遅延が大きいので、遅延の制御が行われる音楽や動画の再生はいいのですが、ゲームなどの音を流すには向きません。この辺りはそれぞれの仕組みに合わせた使い分けが必要だと思います。

難しいですね。