iPhoneが大きくなってiPadになり、iPadではPC用のWebサイトがそのまま見られるようになった。
でも、ゲームだったり本だったり動画だったり、画面がデカい方が良いコンテンツもあるとは思うが、Webコンテンツって本当にiPadの画面サイズ必要なんだろうか?と疑問に思うことがある。
多くのWebサイトは「スマートフォン用サイト」というのを用意し、iPhoneやAndroidスマートフォンで開くとそちらに飛ばすようになった。TwitterだってFacebookだって、スマートフォン用のサイトやアプリの方がデザインが洗練されているし、力が入っている。FacebookのPC用サイトは広いディスプレイを埋めるのに苦労しているように見えるくらいだ。
現在はガラケーと呼ばれているiモード携帯電話の時代は、性能が足りないから専用サイトが作られた。
でも今は違う。
最新のスマートフォンはものすごくパワフルで、PC用のサイトを表示することが期待されているタブレットより高性能なことも多い。つまり、スマートフォンは性能的にはPCサイトをそのまま表示できる。
スマートフォンサイトは狭い画面でコンテンツを見やすくするために用意されているのだ。
結果として、iPhoneによって多くのWebサイトは狭い画面で読みやすくなった。だから、PCからスマートフォンサイトを見れば、ブラウザがディスプレイのほとんどを占領している状態を解消できるかもしれない。ブラウザがディスプレイのほとんどを占領している状態は、小さいディスプレイのデバイスでは解像度を上げても根本的には解決しない問題で、フルHD解像度のスマートフォンがスマートフォンサイトを表示する理由でもある。
というわけで、13インチ以下のノートPCのために、Chromeでスマートフォンサイトを見るためのアドオンを探してみたんですが、一番具合が良かったのがコレでした。
本来はスマホ用のソーシャルゲームをPCで遊ぶために専用サイトとセットで使うためのアドオンなのですが、User-Agentを変更する系統の開発用プラグインよりも多くのサイトをスマホ専用サイトで表示してくれます。
YouTubeがフル画面で再生するしかないのがちょっと残念ですが、FacebookやTwitterもスマートフォンの画面で使えます。なかなか良いと思うんですが、どうでしょう?