家の外スマホと家の中スマホとクラウドサービス

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家の外ではiPhone 5s、家の中ではSIMの刺さっていないWi-Fi運用のXperia acro HD(ドコモ版SC-03D)が自分にとって一番手軽なネット端末になります。

基本的には、家の外ではスマートフォン、家の中ではタブレット、という使い方と一緒なのですが、外がiOSなので家の中はAndroidにしています。

僕の感覚としては、文字入力のしやすさを考えた結果、やっぱりタブレットのサイズよりスマートフォンの方が単文なら入力しやすいなぁ、というのがあって、タブレットではなくスマートフォンにしています。あとは、防水端末のが安く手に入りやすい、というのもスマートフォンにしている理由でしょうか。

そんなわけで、家の外ではiPhone 5sをドコモ回線で使っていますが、家に帰ってくるとLightningケーブルに繋いで充電モード。そのあとはSIMの刺さっていないWi-Fi運用のXperia acro HD(ドコモ版SC-03D)が家の中で寝るまでのTwitter端末と、翌日の目覚まし時計になります。会社に行くときにはacro HDを充電クレードルに置き、iPhoneを持って出かけます。

スマートフォンを一日中肌身離さず、という使い方はバッテリの持ち的に厳しいので、家の外と中で2台のスマートフォンもしくはタブレットを使い分ける、というのはもっと広まっても良いのではないでしょうか。そのとき、家の中の端末として「タブレット」というのは必ずしも最適解ではありません。

ドコモから出る、と噂になったSONYXperia Z Ultraは、6.44インチという大きなサイズですが、一応「スマートフォン」を自称している一方で、携帯電話機能がないWi-Fi版が出るという噂が流れているとのこと。Wi-Fiの端末の選択肢は、現状だと7〜10インチのタブレットか、どうしても性能面ではコストダウンが目立つ音楽プレーヤー(iPod touchWalkman Fシリーズなど)くらいになりますが、本当はもっとたくさんあって良いはずです。

スマートフォンスペックのWi-Fi端末があっても良い、と思う一方、白ロムの値段を思い出すと、素直に型落ちのスマートフォンを使えばいいんだよな、とも思ってしまうわけですが。

今のところ、Wi-Fi運用のacro HDでは携帯電話のキャリアメールが読めませんが、これはそう遠くないうちにドコモメール導入によるキャリアメールのIMAP化で解決します。こうなると、もう電話を受けられない以外は差がなくなることになる。これは非常に良いです。メッセージアプリで送受信できなくても、これなら許せる。

自分が常日頃使うサービスが少しずつクラウド化(バズワード感がありますが)していき、最後の砦だった「キャリアメール」まで端末に縛られなくなると、「普通の人」の使い方であればOSは割とどうでも良くなります。PCは不要です。

一方で、デジタル一眼レフやミラーレスカメラで写真を撮る、動画を撮って編集する、音楽を作る、印刷物を作る、といったことに未だにPCが必要になることが多いです。これは世の中のクリエイティブのプロが使う機材の多くがPCそのものになり、PCとちょっとしたソフトウェアによってプロと同じ機材・環境を簡単に体験することができる、ほとんど壁がない時代になったことを意味していたわけですが、PCが衰退し、機能が限定されたタブレットスマートフォンにその機能が代替されることで、またプロと普通の人の機材・環境の間に大きな壁が生まれることになるのかもしれませんね。

、、、ってのは、さすがに言い過ぎというか話が飛躍しすぎか。