今さらだけどEマウントフルサイズα7触ってきました&iPad Airも触りました

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見た順番はiPad Air -> α7なんですが、触れる順番は逆で。

ボディはα7でもα7Rでも良くて、レンズを含めたサイズ感を確認してきました。というわけで、ボディで触ったのはα7のみ。レンズは55mmのツァイス単焦点と、キットレンズのSEL2870を触ってみました。

ボディについて、これまでのNEXのサイズ感と比較すると、一回り大きい、という印象。APS-Cの一眼レフにちょっといいレンズ付けました、くらいのサイズ感でしょうか。「これでフルサイズなんてスゲー!」という感覚もありかと思うのですが、僕自身は「APS-C一眼レフデケー!」と思ってEマウントに移行してきたので、このサイズ感はちょっと嫌な感じ。

フランジバックを含めてマウントそのものは変わらないのに、厚みも含めて一回り大きくて、フラッシュもなくてEVFがガツーンと飛び出ているのは、やっぱりフルサイズセンサって大変なんだなぁ、ということでした。実機を触ったα7に付いて言えば、シャッター音も割と「パチーン」って感じで気になる。α900っぽい感じでしょうか。もう少しソリッドな音が好み。

レンズについて、キットレンズのSEL2870はGレンズでもツァイスでもないため、ちょっとあっさりな色でした。ツァイス単焦点はさすがの出来。Eマウントフルサイズのレンズを見て思うのは、単焦点こそコンパクトに作れるもので揃えましたが、やっぱりズームレンズ付けると結構デカい、ということ。ガラスケースの中に展示されていたSEL2470ZだってSEL1670Zよりも一回り以上デカい。

一方、同じくガラスケースの中の望遠ズームSEL70200は白い鏡胴から、すごいデカいのかなぁ、と思いましたが、画質さえ良ければ許容できる大きさ。フィルタ径は72mmなので、APS-Cの高倍率ズームや大口径ズームよりちょっと太いくらい。良い値段だけど、APS-Cでの35mm換算105-300mmの望遠ズームとして欲しいなぁ。

と、α7自体にはあまり良い印象を持てなかったのですが、サイズについていえば、ダイヤル類を減らしてEVFを外すだけで結構小さくなりそうなので、そういったモデルにも期待したいところ。

個人的には、「フルサイズ」という迫力を感じさせないフルサイズ機が使いたい。極端なことを言えば、普段はSEL1670Zを付けて軽快に使い、ちょっと本機な時だけフルサイズ対応のレンズに付け替えて、その時はレンズの大きさが目立つくらいボディが小さい、そんな感じで使えるようになればいいな、と思います。せっかく光学ファインダーを捨てたのだから、センサのサイズなんか気にせず使うべきだし、APS-Cよりも小さなイメージサークルしかサポートしないレンズだって、あって良いと思うのですよ。

α7の評価も、小さいフルサイズ、ではなく、Eマウントのフラッグシップ、としての評価、と理解していただければと思います。

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あと、iPad Airも触ってきましたよ。iPhone5sではオーバースペック、と言っても良いA7チップの本領発揮、という感じでしょうか。Webページのレンダリングも無茶苦茶速いし、サイズはだいぶ小さくなってるし、重さも頑張ってる。それでも、やっぱり注目は液晶以外同等スペックで出てくるiPad mini with Retinaなんでしょうねぇ。

とりあえず自分はiPadの必要性を感じていないのでスルーです。妻から戻ってきたiPad2も結局子供のものになっていますし、Bay TrailのWindows 8.1機が出揃うまでは待ってもいいかなぁ、と思ってます。結局、iPadAndroidタブレットも、出来ることはiPhoneAndroidスマートフォンと変わらないんですよねぇ。それなら、充分に高性能化したスマートフォンで別にいいじゃねぇか、と。今売ってるAndroidタブレットはほとんど最新Androidスマートフォンより遅いSoCだし、iPad AirだってSoC自体はiPhone 5sと一緒ですし。

それよりは、他社よりも1世代先の製造プロセスで生産されるBay Trailが生み出す新しいWindowsの世界の方が、ワクワクしそうです。ベンチマークスコアなどを見ても、今回は本当にすごそう。

なんか、屁理屈を言ってるような気もしますが、とりあえずどちらもいまいち引っかかりませんでした。