APS-C Eマウントユーザーとしては羨ましいXマウントレンズのロードマップ

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XマウントはAPS-Cに特化した上で、F値可変の標準・望遠ズームレンズが松(竹?)と梅クラスで揃っていて、それにF2.8通しの標準・望遠ズームが今後登場予定。さらに18-135mmの便利ズームも追加され、最初単焦点しか出なかったのにすごいペースでラインナップが拡充されていきます。画質重視のため、全体的にEマウントより一回り大きい印象ですが、ロードマップから感じ取れる「ぶれない」姿勢は本当に素晴らしい。

一方、ソニーのサイトにはAPS-CのEマウントレンズのロードマップは現在掲載されておらず、フルサイズのFEマウントのみが掲載されています(次のイベントでは発表されると信じたい)。

これを見る限り、まずはAPS-Cと同等レベルのラインナップを揃える方向で進めている模様。マクロを含む単焦点と、70-200mmのGレンズがAPS-Cでも使えそうなレンズになるでしょうか。

Eマウントレンズを一覧できるのは、下記のページくらいしかありません。

単焦点はFEレンズと合わせると結構揃ってる感じですが、もう少し長いのがあるといいですよね(これはXマウントも同じ)。一方で、望遠側が梅クラスと高倍率ズームしかなくて、その上は10万越えのGレンズ(SEL70200G、未発売)しかないのはアンバランス。6-7万クラスのF値可変望遠ズームが欲しいところ。

旅行用の便利ズームは10倍以上の高倍率ズームよりも、35mm換算で200mm相当までのズームレンズがAPS-Cレンズが最近の流行。SELP18105Gがそれに相当するか、というと、ちょっと違うかな、と。無駄に大きいし、望遠は足りないし。

SEL70200Gが出れば小三元のラインナップは完成しますが、そろそろ大三元が欲しいところ。Xマウントが出すと宣言した以上、対抗しないわけにはいかないでしょう。そして、この大三元はFEレンズにも必要になるわけです(Eマウントだと手ブレ補正内蔵になるので恐ろしい大きさになりそうだけど)。

Aマウントはボディ内手ブレ補正、Eマウントはレンズ内手ブレ補正、という違う構成を取り、それぞれAPS-Cと35mmフルサイズのセンサを搭載したボディを出している以上、ソニーはズームレンズをそれぞれのカテゴリで4本ずつ出さないといけないわけですが、まともに維持できるとは思えないので、中途半端な状態で止まらないか結構不安なところ。