CP+ 2014レポート〜レンズ一体型カメラと交換レンズ編〜

レンズ一体型カメラはSIGMA dp Quattroシリーズから。

30mm単焦点dp2 Quattroはタッチアンドトライ可能、dp1とdp3もモックアップが展示されていました。触れるのは1人3分までで順番待ちの行列が出来ていましたが、これに触りたくて横浜に来たようなものなので並びました。
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試作FWということですが、撮影後のブラックアウトは結構長め。複雑な画像処理をしているので仕方ない、とのこと。画質については製品として出てくるまで待ちたいところ。サイズは写真を見てもわかる通りデカい。グリップは見た目通り持ちやすい。そしてカッコいい。

レンズはDP2 Merillと同じとのこと。つまりDNシリーズとしてEマウントとm4/3向けに売ってるものと同じです。安いですが、この30mmは非常に画質が良いのです。

対応していただいた方に価格を聞いたのですが、決まっていない、とのこと。10万円以上、という話もTwitterでありましたが、CP+での反応を見て最終的な決定が下されるのだと思います。値段がいくらに落ち着くかによりますが、行列も長かったのでユーザの注目は高いはず。是非とも手頃な値段にしていただきたいところ。

dp1dp2、dp3はそれぞれこんな感じ。
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個人的には30mmのdp2がいいかなぁ。

その他コンデジで気になったもの。だんだん適当になっていきます。

CASIO EXILIM EX-100
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オリンパスXZ-2と同じレンズを搭載したのがEX-10だとすると、STYLUS 1と同じレンズを搭載したのがEX-100。EX-10とEX-100はほとんど見た目一緒ですが、心惹かれるのはF2.8通し高倍率ズームのEX-100かな。

Canon Powershot N100。
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いわゆる、カメラ女子狙いのカメラですが、これ基本コンポーネントPowershot S120と同じなんですよね。こういうカメラこそ、良い画質であるべきだよなぁ、と思いました。撮影中の自分撮りは1%も興味ないですけど。

Canon Powershot G1 X Mark II。
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旧機種と比べると随分デザインが垢抜けました。あのオッサン臭いデザインは絶対にあり得ない、と思っていたGシリーズですが、このデザインは結構カッコいい。それでも、ミラーレスがある中で敢えてこのカメラを選ぶ理由はないかなぁ。

Nikon COOLPIX P340。
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Powershot S120のライバル。今回やっとレンズ部分にダイヤルが付きました。ステップズームもNikonソニーと同じ回転方向になります。旧機種のP330はレスポンスなどの問題で安売りされてますが、レンズの評判はS120よりずっと良いので(主に価格を)ウォッチしておきたいところ。

屈曲光学系の防水デジカメ3種。
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Nikonはレンズが明るい、オリンパスは液晶が回転する、キヤノンは操作系のボタンが押しやすかった。レンズの明るさで言うと、F2.0のオリンパスTG-2が良いのですが、センサ自体はみんな1/2.3型なので、画質はそれほど差がありません。そう考えると、ボタンが押しやすいキヤノンは良いかも。

レンズメーカー製の交換レンズに進みます。

まずはタムロン

APS-Cの16-300mm(Model B016)。
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新光学系採用フルサイズの28-300mm(Model A010)。
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鏡筒に高級感があるとは思えませんが、金リングをやめたのは良いと思います。SIGMAの新デザインはカッコいいのですがちょっと癖がある感じもして、どのメーカーのボディともマッチングが良い、という観点ではタムロンも悪くない。

16-300mmは本当に何でも撮れて便利そうでいいなぁ。このままEマウントで出して欲しい。ボディが小さいからレンズもスペックを妥協してサイズを抑える、みたいなことは、もうしなくて良いような気がするんですよねぇ。シグマやタムロンはカメラメーカーを含む各社のミラーレスレンズの設計を引き受けているという話があり、その辺りもレンズメーカーからなかなかミラーレス向けのレンズが出てこない原因なのでしょうか。

カールツァイス。フルサイズのマニュアルレンズOtus 1.4/55とAPS-CマクロレンズTouit 2.8/50 Macro。

まずはOtus 1.4/55。
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最も解像力の高いレンズであり、値段も40万円程度になるらしい。縁はないレンズですが、黄色いマーキングなども含め、あんまり高級感ないなぁ。

カットモデル。
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まさにガラスの塊。

Touit 2.8/50 Macro + NEX-6X-E1
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こっちもデカい。同じTouitのシリーズ買うなら、超広角の2.8/12かなぁ。Eマウントの超広角はSEL1018の評判も良いので悩むんですけどね。

超望遠レンズ2種。
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望遠レンズをどうするか、というのは去年決められなかったので、いくつか触りました。下のSIGMA 200-500mm F2.8はともかく、500mmクラスの望遠ズームレンズはレンズメーカー(SIGMAタムロン)の領域。この大きさになると手持ち出来ないよねぇ、というのを実感しました。やっぱり70-200mm F4通しか、70-300mm可変F値か。

次は技術展示とその他。