ミノルタ New MD ZOOM 35-105mm F3.5-4.5をNEX-5で使う

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ミノルタのαの前の世代、マニュアルフォーカス一眼レフXシリーズ用のレンズ。35-105mmの3倍ズームで、F3.5-4.5というスペックに関わらず、金属鏡筒で430gもあります(参考)。このレンズ、同じ光学系のままオートフォーカス対応になり、ミノルタαの第1世代ズームレンズとしても販売されたそう([http://wiki.a-system.net/index.php/lens/minolta/std/AF35-105mmF3.5-4.5:title=参考)。

今どきのAFズームレンズと違って、直進ズームで、ズーム動作は結構重い(なんだろう、卒業証書を入れるアレ、の蓋を開けるような重さ)です。MF一眼レフ時代の標準ズームレンズということで、中古では安いようですが、ブラックに塗装された金属鏡筒の質感は良く、焦点距離を示すためのカラフルなマーキングも美しい。

去年のGWに実家から借りてきたものの、APS-CのNEXに付けると52.5mmから157.5mmというなんとも微妙な画角になるため、ずっと出番がありませんでした。

というわけで実写。ボディはNEX-5
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1枚目の丸ノ内線はピントが前に来てるんですが、電車のボケ方は好きな感じです。2枚目と3枚目については、それなりに解像感があって悪くない。

また、通常状態だと1.5メートル(!)までしか寄れないのですが、簡易マクロモードが付いていて、この状態だと今どきの標準ズームレンズ並みには寄れます。
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簡易マクロモードを使ってもSEL1670Zと同じくらいしか寄れないし、画角も105mm相当と157.5mm相当の差って結構微妙。SEL1670Zと一緒に持ち歩くなら、200mm相当くらいは欲しいところ。重さとか、質感とかは良いんですけど、画角を考えるとこれからもあまり使う機会はないかもしれません。