CANON Powershot S120シルバー〜まずは外観から〜

数日前Amazonにて、価格設定ミスとしか思えないような安い値段で売っていて、どうせキャンセルされるだろうと思いつつ試しに注文してみたら、届いてしまいました。すいません。はい。
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APS-CのGRが欲しい、と思いつつも、S120のライバルとなるCOOLPIX P340もちょっと気になっていたのですが、まさか先月父親にあげちゃったPowershot S95(以下S05)の後継機種をまた使うことになろうとは。転売してもそれなり儲かってしまいそうな値段だったのですが、使ってみることにします。

カラーリングはシルバーですが(ブラックは既に売り切れだった)、後ろのMacBook Proの色味と比較してもわかる通り、シャンパンゴールド、と言った方が良い感じの色味です。
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高級機というだけあって、外装の加工は質感にはそれなりにこだわっており、ボディ面によって違った質感を見せてくれます。特にシャンパンゴールドに光るレンズの鏡筒は美しい。一方で、外装パーツのつなぎ目が完全には平行じゃなかったりするのはちょっとがっかりな感じ(Canonのロゴの下あたり)。こんなもんなのかな。

操作ボタンは右端に集められ、大きめで押しやすいスイッチが使われています。操作ボタン上部に付けられた小さなグリップのおかげで小さいボディながら持ちやすい。そして、液晶は92.2万画素と非常に高精細で、なおかつ静電容量式のタッチパネル搭載。ソニーは最近タッチパネルやめちゃってますが、あるとAFの位置指定するときに便利なんですよね。
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右側面のカバー内のはMini HDMIとUSB/AV OUT兼用端子があります。今どきのカメラとしては珍しく、USB充電はできず、専用充電器が付属します。充電池はSシリーズ共通のNB-6L系(NB-6LH)。

ボディ上面。S95で固すぎて回しにくかったモードダイヤルは回しやすくなっているし、ズームレバーやシャッターボタンの感触も良い。
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ただ、内蔵ストロボ部分の質感の違いはちょっと気になる。こういうのは黒い方が気にならなくて良いですね。

内蔵ストロボについて。S95は本体設定に連動して電動で動く、という凝ったものでしたが、S120は手動でロックを外すとポップアップします。必要になったら勝手にロックが外れるようなこともなく、フラッシュが必要な暗さになると画面上にロックを外す旨のメッセージが表示されます。不必要にフラッシュを焚かない、という観点では悪くない仕様です。
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レンズの周りには、今や高級コンパクトには必須の装備になったリングが付いています。デフォルトではステップズームに割り当てられていますが、割り当てる機能は自由に変更できます。ズーミング時の当然回転方向はEOSと共通で、Nikonソニーとは逆なのでご注意。ストラップホールは左右に付いていて、ネックストラップも使いやすそうです。

で、当然試写に行くわけですが、正直なところ、Powershot Sシリーズを含む1/1.7型センサのカメラって、全般的に動作がもったりなイメージがありました。それが自分がS95で不満があった部分であり、そのまま買い替えずに「空位」になっていた理由でもあります。

でも、Powershot S120を使ってみて、その印象は覆されることになります(続く)。