久しぶりにKEF iQ3を引っ張り出してきた話

会社に入って間もない頃にKEF iQ3SA-XR55という組み合わせの「プアオーディオ」と呼ぶべきオーディオ機器を揃えまして、プレーヤーとしてPCやApple TV(AirPlay)を使ってオーディオを楽しんでいたのですが、子供が産まれたのを機に箱詰めして物置部屋にしまい込み、3年。
P7260453.JPG
妻が子供を連れて実家に帰ったタイミングを狙い、久しぶりに引っ張り出してきました。

2006〜2007年当時、KEF iQ3が5万円台、SA-XR55が3万円台だったでしょうか。ピュアオーディオにおいて、スピーカーとアンプで8-9万円、というのは入門クラスです。

スピーカーの外装はプリントですが(もう少しお金を出すと突き板になる)、エンクロージャがほぼ箱になった最新モデルのQ300と違って、iQ3は美しいラウンドフォルム。ALR/JORDANのEntry Siと悩みつつ、同じ値段ならデカいのを買え、という教えに従って選びました。

SA-XR55は当時流行のデジタルAVアンプで、2wqyスピーカーの低音部と高音部を別々に結線するバイアンプ駆動に加え、2ch分のアンプを使って1chを駆動するデュアルアンプ駆動ってのができて、これらを組み合わせることにより、AVアンプとして7ch分あるアンプのうち、最大6ch分のアンプを使って2本のスピーカーを駆動することができるようになっています。

当時としては値段の割と評判の良い組み合わせであり、賃貸のマンションで昼間に鳴らすためのオーディオとしては充分な音だと思います。

左側のスピーカーだけ子供用のカーペットの上に置いたら左右のバランスが完全に崩れたり、子供が動き回る上では確実に邪魔なのが明らかだったり、普通のサラリーマン家庭の環境にピュアオーディオ機器を常設するって限りなく無理ゲーに近いんだなぁ、ということを再確認しつつも、やっぱりスピーカーで音楽を聴くのは楽しい。部屋が大きな音で心地よく包まれる感じ、というのは小さなPC用スピーカーやBluetoothスピーカーで聴くのとは全く違う感動があるわけです。

アンプをMAP-S1に変更して妻でも使えるようにしたら使ってくれないかなぁ、と妄想するも、やっぱりどう考えても邪魔なので、物置部屋の配置を変更し、すぐに出せる状態にしつつも、結局KEF iQ3はまた箱詰めされたのでありました。