Eマウント登場時のダブルレンズキットに付属していたSEL16F28用には2本のコンバータレンズが発売されています。片方が以前レビューしたウルトラワイド(超広角)のVCL-ECU1。
もう1つが今回レビューするフィッシュアイ(魚眼)のVCL-ECF1。
サイズ感はウルトラワイドのVCL-ECU1とほぼ同じで、レンズキャップやケースなども共用可能です。
魚眼レンズは絶対飽きるらしいので、なるべく安く試そう、という趣向。下記のサンプルはボディとしてNEX-5Rを使っています。
まずはいつもの国際フォーラムガラス棟。
魚眼レンズはあまりにも広すぎて、気を抜くとすぐにストラップが写り込みますし、何も考えずに撮るとつまらないです。上の写真は、本来、綺麗な弧を描いているガラス棟の壁や避難通路が魚眼レンズに歪みにより、逆にほぼ直線に写っているのが良い感じ。ただ、左のアイカツは写真的には邪魔。
同じくガラス棟から。
適当に撮ると回りの景色がそのまま、適当に歪んで写ってしまうので難しい。これは歪みを利用せず、超広角に近い感じで写っています。
ガラス棟からKITTE方面へ移動。
見上げつつ撮影。ビル群が不規則に歪んでいるように見えます。
KITTE内にて。うまく撮れないのでスイングパノラマしてみた。
複数枚の写真を「合成した感」が出ました。
東京駅到着。どこまでも広く写る。
いつもの構図で撮っても楽しかったんですが、何枚か試していると、上下がわからない不思議な感じが出せた。
ちなみに、ベビーカーに乗った息子にVCL-ECF1付きのカメラを持たせて動画を撮ってみたのですが、想像していたよりも面白い動画が撮れました。
自分が映っているので載せませんが、こんな感じの絵が撮れます。これはまた試したい。
テストに使ったボディがVCL-ECU1の時のNEX-5より新しいことも影響しているとは思うんですが、思ったよりも解像感も良くて画質的には満足。使用頻度はそれほど高くならないと思いますが、魚眼レンズを体感する、という目的で買ってみるなら、m4/3のボディキャップレンズと同様に良い選択肢だと思います。