Phone6およびiPhone 6 Plusが発売になりました。
実機を触ってから決断することにしているので、週末にApple Storeに行って触ってきたのですが、
- iPhone 6ですらやっぱり少し手に余るサイズ
- 背面のDラインはダサい
- 文字入力が横に伸びてるのは地味に慣れが必要そう
という感じで否定的な感情が湧いてきました。
NFCはXperiaのようにBluetoothスピーカーとのペアリングや接続には使えない、というニュースにも購入意欲を削がれました。
サイズに関しては毎年どうせ買ってるんだから、今年も買って慣れればいいだろ、という考えもあるんですけど、ドコモユーザーなので「通話定額を前提とした新プランへの加入が実質的に強制であること（加入しないと月々サポートが受けられない）」が大きな問題として出てきます。
実際は月2GBくらいにして月額を同等以下に抑えても困らないくらいしか通信してない気もするんですけど、ほとんど通話しないのに基本使用料が+2000円弱、というのはかなり抵抗感があります。
月額の総コストを抑えるためにデータ用のMVNOサービスで通話用と2台持ち、というのはあり得ません。去年、auのiPhone5を解約月でそのまま解約してガラケーをiPhoneに機種変更し、携帯電話を1台に集約、タブレットやPCをその下にぶら下げる、という理想の構成にやっとなったのに、2台持ちに戻すなんて考えられません。
総合的に判断した結果、端末そのものに対する悪いイメージと、ドコモの契約上の理由の合わせ技で、（今のところ）今年はスルーする、という結論に至りました。
ドコモが旧プランの継続ユーザにも月々サポートを提供するようになれば、あっさり買ってしまう可能性はありますが、現状では望み薄。料金プランの問題は、機種変更と合わせて先延ばし、となりそう。
一方で、妻はauのiPhone5で来年の頭には2年経ってしまうので買い替えタイミングが近づいています。iPhone 5sやiPhone 6 Plusも候補に入れつつ、好みのものを選んでもらうつもりでいます。
iPhone 5sはiOS8にアップデート。メインのTwitterクライアントがやや不安定で一時的に入れ替えていること以外はそれほど違和感なく使えています。iOS8の新機能は把握していないし、ほとんど使いこなしてもいませんが。
ただ、下記のような制限があるらしく、メリットを享受できるユーザはかなり限られます。これらの制限の多くはiOS8に起因するものらしく、Appleの対応が必要なもの、だとか。
- インライン入力ができない（変換候補が文字入力位置に出ない）
- Bluetooth/USBキーボードの入力ができない（直接入力になります）
- iPhoneではQWERTYキーボードがなくフリック入力専用（QWERTYは標準キーボードを使う）
- iPhone 6 Plusでは表示がおかしくなることがある
インライン入力ができないのは画面の広いiPadでは結構ツラいですし、iPhone 6 Plusなどで不具合も出ているようなので、現状はiPhone 5/5sユーザがフリック入力専用のキーボードとして使う、というのが現実的な使い方になるでしょうか。
このような状態なので、1500円を払う価値のある人がどれくらいいるかはわかりませんが、僕は1500円払いました。iOS8の標準IMEは前よりも頭が良くなってる印象を持ってますが、ATOKはもっと頭が良くてiPhoneでの日本語の文字入力が倍くらい速くなったような気がします。iOS側の対応を含め今後良くなっていくことに期待したいです。
iOSがAndroid端末の機能や仕組みを多く取り入れる一方で、Andoridが初期に苦しんだ問題をAppleは追体験している印象も強く受けます。Appleとて魔法は使えず、同じようなものを作れば同じ問題にぶつかる、というわけですね。
