PC机にはQuadHDのディスプレイ（U2711）とフルHDの液晶TVインチが置いてありまして、U2711はMacBook Pro Retina専用で、サブPCやゲーム機、Apple TVなどは全部液晶TVに繋いでいて、これらの機器は音声もこのTV経由なんですけど、正直、液晶TVを経由した音声の品質が良くない。
というわけで、コンパクトなDACを買ってみました。
USB-DACではなくて、光デジタルやコアキシャル出力を入力とする純粋なDACです。このモデルは2chのデジタル出力のみD/A変換することができますが、海外ではFiiO D07というマルチチャンネル出力対応（つまり、DTSとかをある程度デコードできる）モデルもあるようですが、日本では未発売。
まず出力系。RCAピンプラグとステレオミニの2系統のアナログ出力があり、同時出力できます。
ちなみに、出力がRCAピンプラグ1系統だけのD03というモデルもあるそう。
入力は光デジタルとコアキシャルの2系統。真ん中のミニUSBは電源供給用で、USB-DAC機能はないです。
USB端子が複数あるTVでは、使っていない方をDACへの電源供給用に使うことでTVの電源と連動させることができそうです。
入力は切り替え式で、背面に切り替えのためのスイッチがあります。
スイッチも固いので、あんまり頻繁に切り替えることは想定していない感じです。D03Kはマルチチャンネルの入力に非対応なので、TVやゲーム機側でPCMの2chにデコードしてから出力するように設定しておく必要がおかないと、マルチチャンネル対応のコンテンツで音が出力されないのですが、その注意を促すシールが貼ってあります。
とりあえず、品質や耐久性はしばらく使ってみないとわかりませんが、TV経由の音が見違えるようにクリアになり、効果はテキメン。さっさと導入すべきだったなぁ、これ。
Amazonのアフィリンクも貼っておきますが、下のYodobashiのリンクの方が安いんですよねぇ。
僕は最終的にはMacBook Pro Retinaに繋いだDS-DAC-10から音を出したいので、このFiiO D03KでD/A変換したものをUA-4FXでA/D変換してMacに入力し、LineInというアプリでパススルーし、DS-DAC-10に入れています（SCMSを回避するために一度D/A-A/D変換している）。
こんな面倒くさいことをする人は普通いないと思いますが、TVのアナログ出力から出して外付けスピーカーに出力している人も、このDACを導入することで音質改善できるかもしれません。TVの音が良くない、ってのはスピーカーだけじゃないのですね。
