Nikon COOLPIX P340購入〜東京国際フォーラムで試写〜

買ってからほとんど室内でしか使えなかったCOOLPIX P340。

いつも通り丸の内から国際フォーラムを歩いて試写してきました(おまけで新宿もあります)。そして、返ってきてから比較対象となるPowershot S120では同じように夜に国際フォーラムで試写してない、という事実に気づきました(昼は撮ってる)。そのうち同じシチュエーションで撮り比べたいと思います。
DSCN0131.JPG
DSCN0147.JPG
さて、このCOOLPIX P340、デフォルト設定でかなり輪郭強調が強めになっています。そもそものレンズ性能が良いから出来ることではあるのですが、JPEG撮って出しで上がってくる画像はカリカリに解像感を強調したもの、という印象。
DSCN0164.JPG
DSCN0181.JPG
また、暗い中でのピント合わせは全然アテにならない。一定以上暗くなると、液晶画面はボケボケなのに緑のサインが出る、なんてのはザラ。幸い、映像を見ればピントが合ってないことはわかる(92万画素ディスプレイのおかげ)ので、近くの明るいところでAFロックしてから撮影、という使い方でカバー。液晶画面でも暗くて潰れてるような暗いところじゃなく、それなりに明暗差があるように見えるところでもピントが全然合わないのは非常にストレスフルではあります。
DSCN0182.JPG
DSCN0190.JPG
望遠側はちょっと甘い印象も受けますが、画質そのものは非常に良いですし、手ブレ補正の効きも素晴らしい。CIPA基準で3.5段を謳うその性能は伊達じゃない。フレーミング中から一眼レフやミラーレスカメラのように気持ちの良くバッチリ効きます。
DSCN0209.JPG
DSCN0239.JPG
輪郭強調のかかり具合の差はあれど、シチュエーションによっては眠たい画像を吐き出すPowershot S120と比較すると、レンズはCOOLPIX P340の方が良いでしょう。手ブレ補正についても、スペック上はS120が3段、P340が3.5段と0.5段分の差ですが、それ以上差があるように感じられます。
DSCN0245.JPG
DSCN0265.JPG
高感度については、フルオートだとISO感度800以上に上げてくれません。Pモードなどでも、AUTOだと設定変更をしても1600までしか上がりません。この辺りは、フルオートで1600まで上がるS120よりも弱気な設定。S120では、ISO感度を積極的に上げる、みたいな設定もできるので、P340は融通が利かないかなぁ。
DSCN0273.JPG
DSCN0282.JPG
試写した感じた問題は、「カメラの動作が全体的に遅い」ことと「AFは速いが、暗いシチュエーションではアテにならない」の2つ。遅いことはある程度許容した上で購入したのですが、AFの問題は予想外。まあ、画質は良いし、手ブレ補正の効きも良いので、ファーストインプレッションとしては悪くないです。