PC机の「ディスプレイの下」に置く高さが20cm以下のスピーカーを考える

僕のPC机はメインのマシンとしてMacBook Pro with RetinaをメインPCとして、アームに釣ったディスプレイを別に2枚置き、片方をMacBookの接続用、もう片方をWindowsデスクトップPCへの接続用とし、WindowsデスクトップPCはSynergy経由で主に操作する、という構成です。
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今回の話はこの構成自体はそれほど関係ないんですけど、幅120cm程度の机に27インチと26インチのディスプレイを置いているので、ディスプレイの下の空間に収まらないスピーカーは机に設置できないのです。現状はOlasonic TW-D7OPTを使ってるんですが、音はあんまり気に入ってない。

もう少し余裕のあるスピーカーにしたい。

そんなわけで、アームで釣ったディスプレイの下の、高さ20-23cm程度の空間に収まるスピーカーをいくつか考えてみます。予算は上限5万くらい。基本的にはウーハーが10cm以下でないと高さ20cm以下に収まらないようです。

FOSTEX PM0.3

パワードスピーカーだが音の評判は良いFOSTEX PM0.3。高さ18.5cm。このクラスのパワードスピーカーってDTMのモニタースピーカーのものが多くて、ボリュームが背面にあったり、PM0.3よりもっと高級になると電源もボリュームも左右独立になったりして、PC用の普通の観賞用スピーカーとしては使い勝手が良くないのが問題。あと、スピーカーネットがないのもちょっと気になります。

ただ、パワードスピーカーだとアンプとDSPでかなり音がいじれるので、組み合わせが無限なパッシブスピーカーよりも音質的に有利なのは事実のよう。

TEAC HR-S101

TEAC HR-S101。TEACのマイクロコンポ、Referenceシリーズで最も小さいモデル。301/501シリーズは単体売りが基本だが、この101はアンプとスピーカーがセット。このスピーカーが高さが18cm程度で奥行きも小さく、筐体の仕上げも悪くない。

アンプもハイレゾ対応、Bluetooth内蔵と高機能なので、ヘッドホンアンプも含めて「それなり」で改善するには悪くないと思う。発売してまだ間がないので、ある程度値段がこなれた301/501シリーズと比べると割高感があるのが気になる。

ビクターSX-WD30

ビクターのウッドコーンスピーカーの単体モデルSX-WD30。高さは16.1cmと低いが、奥行きが26.7cmもあるので、ここは気をつけないといけない。設置場所(奥行き)の問題さえ解決できれば、この奥行きのおかげでスピーカーボックスの容積が稼げている、と考えることもできる。

発売から時間が経っているので値段もこなれており、スピーカー単体で23000円、スピーカースタンドをセットにしても31000円程度で済むのは良い。アンプは安い中華系のデジアンにするか、ONKYOKENWOODのレシーバーを狙うか、というところ。

奥行き、ちょっと気になるんですよねぇ。

Monitor Audio RADIUS 90

Monitor Audio RADIUS 90。定期的にモデルチェンジされているRADIUSシリーズスピーカーの最新版。高さ19.8cm。本来はホームシアター用のシリーズのようですが、音の評判が良く、非常にコンパクト。2本で6-7万、さらにアンプが必要、というのはちょっと怯む感じ。まあ、個人的には予算オーバーですね。

ここまでお金をかけるとなると、DTM用のコンパクトモニターであるGENELECのパワードスピーカーかなんかが選択肢として出てきます。ちなみに、下のAAリンクの値段は「1本」の値段なので、倍にして考えてください。


まとめ

舶来品が多いスピーカーはどうしても為替の影響を受けやすいので、ここ1年くらいで安いモデルがどんどんなくなり、値上がりも多いです。RADIUS 90も昔は5万ちょっと買えた気がするし、GENELECもちょっと前まで2本で6万くらいで買える、もう少し安いモデルがあったよう。

今買える中でいくつか気になったのを書き出してみましたが、タイミング間違ったかなぁ、と思っている今日この頃。個人的には奥行きが気になるけど、SX-WD30にレシーバー付けるのに惹かれてる。ちょうど今KENWOODのKシリーズがモデルチェンジの時期で旧機種が安くなってるので、これと組み合わせるのもありか。