蔦屋家電に行ってみた

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開店前から気になっていた蔦屋家電。行ってみた。

とはいっても、内部は撮影禁止ってことに一応なってるので、うだうだと感想を書いていきます。

基本的には、「家電のセレクトショップ」と呼ぶのが正しいでしょうか。あとは本屋。店のインテリアなどは代官山蔦屋のそれで、同じ雰囲気の中に家電がたくさん置いてあります。

カメラ量販店のように全モデルが並んでいるわけでもなく、地方の家電量販店のように売れ筋だけを並べているわけでもない。どちらかというとハイエンド寄りで、見た目にもちょっと目を惹くような製品が並んでいます。

例えば、EIZOの正方形ディスプレイ。

全然売れないと思うんですが、見に来てこの真四角でデカいディスプレイが置いてあったら普通の人はビックリすると思います。そして、ディスプレイは全般的にハイエンドのものが多いです。4Kだったり21:9だったり。

あと、オーディオコーナーにはしれっとレーザーターンテーブルが置いてありました。針のいらないレコードプレーヤーです。

はじめて見たぜ。

テレビコーナーの端っこの方にはしれっとLife Space UXが置いてある。

銀座のソニービル以外で展示しているのはここだけじゃないでしょうか。

白物家電にはあまり詳しくないのですが、白物家電や調理器具でも面白いモノがしれっと置いてあるようですね。

そんなわけで、家電好きが行っても、というか、好きな人ほどニヤニヤしながら見られるお店だと思います。すごく面白いです。

でも、半年経ってどうなるかは気になります。商品をちゃんと入れ替えて、セレクトショップ、としての面白さを維持できるのかどうか。モデルチェンジペースの遅い白物家電はともかく、AV機器やPC、カメラなどがどうなるか。

AV機器の展示は、ただ綺麗にディスプレイしてデモ映像流してるだけだったし、PCも「変な見た目のものが並んでるだけ」と言えなくもない。カメラは売れ筋と高級な海外ブランドを選んだだけで、こんなカメラでこんな写真が撮れます、といった提案はなし。カメラ関連はカメラの販売よりもプリントして楽しむ方向を目指しているようにも見えました。自由が丘などにある「カメラ女子」がターゲットの写真屋さんのノリですね。

家電量販店でも普通に買えるもの、のジャンルの中でどうやって新しい提案を見せてくれるのか。期待したいところではあるのですが、1年経ったらカメラコーナーは写真プリントコーナーしか残ってなくて、Windows PCはごっそりなくなってMacだけ、なんてことになっていてもおかしくありません。

まあ、もしその通りになったとしても、それは決して蔦屋家電のバイヤーさんだけが悪いわけじゃなくて、メーカーも含めた責任、ということになるのだと思いますが。