CP+2016ネタ。Eマウントユーザーとして、とりあえず、ここまではやっておきたい。シグマ。
ちなみに、sd Quattroは潔く触るのを諦めたのでないです。
まずはContemporary 30mm F1.4 DC DN。
APS-C Eマウントとマイクロフォーサーズ向けに発売される標準域の大口径短焦点レンズ。APS-C Eマウント向けのレンズとしては、初のF1.4。
APS-C Eマウントの純正単焦点レンズの場合、広角寄りのツァイスSEL24F18と、中望遠のSEL50F18の評判は良いものの、標準域のSEL35F18は評判がいまいちだったので、なおさら待望のレンズ、と言えるでしょう。
気を抜いたら見事にぶれましたが、付属のフードをつけるとこんな感じになります。
発売が3/18と迫っていることもあり、公式の実写画像が公開されています。α6000との組み合わせが等倍で見られます。
昼間に絞り開放で撮る、という経験に乏しいのですが、若干ボケにうるささを感じる写真があるのは気になります(背景が明るいだけかも)。絞り開放での解像度は、現代のレンズらしく必要十分。
2012年後半以降のシグマのレンズはContemporary、Art、Sportsの3つの「プロダクト・ライン」に分類されますが、このレンズは画質とコンパクトさの両立を図ったContemporaryのラインナップとして発売されます。
「よりコンパクトで暗く、値段も安価な30mm F2.8 DNが最高の光学性能と豊かな表現力に集中したArtラインなのにどうして30mm F1.4がContemporaryなのか?」
という疑問は発表直後に出ていたようですが、実際のところF2.8のDNシリーズは絞り開放からキレキレなレンズなので、このF1.4は少し性格の違うレンズという位置づけになるのでしょうか。
シグマ公式としては「ボディのレンズ補正機能を利用することでコンパクト化したからContemporary」という言い訳が付いているようですが。
また、型番がこれまでのミラーレス向けを示すDNという単体表記から、APS-Cを表すDCとの併記になり、FEマウント向けレンズの展開も想定される型番になりました。
まあ、試写している分には開放で気持ちよくボケていた印象で、実売価格も35000円程度と安いので、これは欲しい。
次はキヤノンEFマウントおよびシグマ独自のSAマウントのレンズをEマウントのボディで使用することができるマウントアダプターとなるMC-11。
なお、EFマウントとSAマウントは物理的な互換性はないですから、それぞれ別に出る、ということ。これはSAマウント向けですね。AFにも高い互換性が維持されることから「マウントコンバーター」とシグマは呼んでいるようです。
実はAF-Cでも動くとか、シグマ製レンズ用とは言っているもののキヤノンレンズでも動くとか、色々と話はあるようですが、あくまでサポート範囲(動作の互換性について文句を受け付ける範囲?)はSIGMA GLOBAL VISION以降の3つのプロダクト・ラインに分類される世代のレンズで、AFモードも「AF-Sのみサポート」となるよう。
ちなみに、α6000に18-35mm F1.8 DC HSMをつけるとこんなバランスになります。
レンズが大きくてマウントコンバーターとボディがボケてしまいました。APS-C一眼レフ向けの高倍率ズームをつけた場合も、太さはともかく長さは気になりそうです。
APS-Cの展示機は2台あって、もう片方はNEX-5R(5T?)に50mm F1.4 EX DG HSMでした。こっちはEFマウント用のコンバーターですね。
動作速度という点では、標準域の画角域では像面位相差第一世代のEマウントボディでも大きく不満のない速度で動いていた印象。望遠側の性能などについては、発売後に購入した方々が手持ちのレンズを色々と付けて試した結果を待ちたいところですね。
海外での予約受付価格を見ると30000円程度の価格になりそうですが、Contemporaryの低価格なレンズをつけるとマウントコンバーターが高く感じられるし、かといって、Artレンズを付けるとサイズバランスが崩れる。EFマウントのレンズ資産のないAPS-Cのユーザにとっては少し微妙な存在かもしれません。
最後は50-100mm F1.8 DC HSM。
18-35mm F1.8 DC HSMに続く、APS-C向けの大口径ズームレンズ。ポートレート撮影に最適なズームレンズ、らしいのですが、自分の撮影対象とは異なるので、なんとも言えないですね。
最初に言ったとおりsd Quattroは触ってないのでシグマ編はこれでおしまい。
自分にとって購入対象になりそうなメーカーは結局この2つなので、あとは適当に行きます。