レンズの性能に頼って写真を楽しむことを試みる〜その4 Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G 〜

手持ちの単焦点レンズをEマウントボディに付けて散歩するシリーズ。その4はNikonの現行マクロレンズ。AFが動くボディも持ってはいるのですが、レンズごとの細かい違いを実感するためにマウントアダプター経由でNEX-5Rに付けて。

写真は全て絞り開放のF2.8です。
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手ぶれ補正がなく、焦点距離も35mm換算で60mm程なので、NEX-5Rの常用感度ISO3200では絞ってる余裕はほとんどない、というのもありますが、このレンズは絞り環のないGタイプのレンズなのでマウントアダプターで機械的に絞りを調節するのですが、動かしてみても絞りがどれくらい絞られているのかわからないので面倒くさいから開放で使っている、というのが実際。

今時のレンズなので、絞り開放からちゃんと写ります。
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レンズに関係なく、クリエイティブスタイルはビビッドで撮影しているのですが、同じような夜の風景でも色味は結構レンズごとの特徴が出ますよね。やはりNikon、色乗りは良いけど少しクール。

クラッチ付きのAFレンズの宿命ですが、MF時のフォーカシングの使い心地は最低です。
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AF付きのFマウントボディで使っていてMFでピントを追い込みたくなったときにも気になる問題ではありますが、刻みの細かい近接側はともかく、ちょっと遠めのピントになると刻みが途端に大雑把になるので、MFで使うことを強いられる状況では結構イライラします。

覆輪目地、っていうでしたっけ?
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何のデジタル補正も入らないので、周辺減光はそのまま出ます。

最後は東京駅の赤レンガ駅舎とKITTEが同時に入る、お気に入りの構図。
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写りとしてはそれほど面白くないのかもしれませんが、たまには無駄に苦労しながらMFで撮って散歩するのも楽しい。

Eマウントはマクロの品揃えが極端で、APS-C専用の30mmと、フルサイズの90mmしかないので、必要になったときのためのマクロレンズ、として手元に置いてあるのですが、やっぱりクラッチ付きレンズのMFは不快なので、シグマのMC-11との組み合わせによるEFマウントマクロレンズでの置き換え、というのも今後は考えていきたいところではあります。
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まだ何本か単焦点レンズが手元にあるので、もしかしたらもう少し続くかもしれません。