iPhone SEとiPad Pro 9.7インチ

4インチのiPhoneはもう出ない。そう思って6sを買って半年、まさかの4インチiPhone復活。しかも、デザインはiPhone 5sそのままで、ほぼ6sと同等のスペック。

LTEの対応バンドこそ6相当ではあるものの、A9チップ、2GBのメインメモリ、4K対応1200万画素カメラなどの高そうな部品は一緒。それでいて250ドルも価格が違う。6sはどこに無駄なコストがかかっているのでしょうか?

実際のところ、こんなに値段が違うならSEで良かったよ、という人もかなりいそう。僕も、同時に出ていたら6sではなく、SEを買っていたと思います。対応バンドの違いについては、正直なところその差の意味をそれほど理解していないというのがまず1つ、機能面では、どうでも良い3Dタッチとちょっと広い画面のためだけに、日本円で3万円の価格差は許容できません。

250ドルという価格差に対して、中身のスペックの差は小さいわけですから、発売されれば国内販売はかなりの割合が6sからSEに流れしまうのではないでしょうか?国内についていえば、台数は横ばいで一台あたりの利益は減少、というAppleにとって嬉しくない結果になる可能性も十二分にあります。

6sのサイズには慣れたので、小さいのが良い、とはもう思わないのですが、SEの4インチラインが継続的にモデルチェンジされるならば、価格差次第では6sの次はまた4インチに戻っても良いかなぁ、と思っています。

もう1つはiPad Pro 9.7インチ。サイズやデザインの面ではAir2の後継ですが、Apple PencilやSmart Keyboardに対応し、Proのラインに。

カメラはiPhone SEと同様の4K対応1200万画素、クロックは若干抑えられているものの12インチモデル同等のA9Xプロセッサなど、充実のハイスペック。

iPad Air2もそうでしたが、高性能なカメラを搭載したタブレット、というのは、日本人の感覚ではよくわからないですよね。まあ、外国人が観光地でタブレットで写真を撮影しているのはよく見ますから、スマートフォンは安いモデルにしてその分タブレットを高性能に、といった選択が、海外では割と一般的なケースとしてあるのかもしれません。

気になるところとして、相変わらずSmart Keyboardは「英語(米国)キーボード」のみの対応。日本語キーボードユーザーとしては「PCの代替になる」とか寝言を言わないでほしい。

本当にPCの代替として使ってもらうために純正のキーボードカバーを用意しているのならば、日本語のSmart Keyboardを発売し、OS側もストレスなく日本語を入力できるようにすべき。最近のiOSのBTキーボードでの日本語入力は非常にストレスフルで、言語切替直後にシフトキー押すとまた言語が切り替わっちゃうのは本当にイライラする。あんなんで文章書ける人はどうかしてる。

PCもスマートフォンAppleにロックインされている私ですが、何があっても1年ごとにメジャーアップデートするOSの完成度の低さや、退化する日本語対応など、不満が少しずつ募りつつある今日この頃。ハードウェアは(壊れなければ)相変わらず美しく、素晴らしいですが、ソフトウェアは確実に、少しずつ悪くなってますね。

まあ、iPad Pro 9.7インチはちょっと欲しいんですけどね。買い物はカメラ系優先かなー。