六本木ヒルズ「東京シティビュー」でα6300を試写〜その2 アートと高感度手持ち撮影〜

「展望台からの夜景撮影、というのはなんだかんだでアングルが固定される」と前回書きましたが、その理由の1つが「イベント」。窓ガラスに映り込むように照明が配置されるイベントが、かなり高い割合で開催されています。行ったときには、このイベントの最終日でした。

とりあえず、新しいカメラで試写がしたくて登ったのでほとんど興味はなかったのですが、それでも『the view[for LEXUS LF-LC] 』という作品は単純に美しくて、何枚も写真を撮ってしまいました。
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人が影になった瞬間を狙ったり。
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窓の映り込みと夜景を組み合わせてみたり。
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そして、これはhandiiiという義手だそう。カッコいいなぁ。
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「アート」って言われると、どうしても「別にいいかな」と思いがちなのですが、子供でもわかるような「ウリ」があるのは、やっぱりちょっとワクワクしますね。

さて、時間を少し遡って、日が落ちる前の時間帯へ。展望台を楽しむために重要な要素は、展望台から見える景色の地理を知っていること。
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あそこに○○がある、というのが全然わからないと、ちっとも楽しくありません。で、すぐ近くにある国立新美術館なんですが、こうしても見ると特徴的なウェーブの部分って、実際は取ってつけたような感じになってるんですね。

最後は高感度側のテスト。
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望遠の圧縮効果を使ってうまく被写界深度の問題をごまかせば、向上した高感度性能を活用してこれくらいは撮れます。

あとは、高層建造物としての設備を映し込むのも結構好きです。
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照明の当たらない暗い設備も、ISO 6400ならなんとか手持ちで写せます。

フルサイズでは前から当たり前ではありましたが、ISO 6400まで実用になると、夜の都会って結構撮れるものが増えるんですよね。NEX-6とSEL1670Zの組み合わせで一回来ていた場所だったので、一段分のISO感度の違い、を強く実感しました。

六本木ヒルズでの試写はこれで終わり。この日のα6300の試写の話は、さらにもう少し続きます。