ロシアレンズ2本目、FED 50mm F3.5(Industar-10)

ちょっと前にギズモショップが販売しているデッドストックのロシアレンズ、Industar-61を紹介しましたが、実はもう1本ロシアレンズを買いました。
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それがこのFED 50mm F3.5で、Industar-10とも呼ばれるようです。Industar-61と同じねじ込み式のL39マウントのレンズです。

購入した理由は非常にシンプルで「ライカのElmar 50mm F3.5みたいな見た目のレンズがとにかく欲しかった」から。

ライカだと安くても2-3万円はするのですが、このIndustar-10はeBayで送料込みで4500円くらいでした。eBayは酷いのが届くこともあるそうですが、ある程度流通量の多いレンズになると市場原理が働いて、業者も含めてある程度選べるようになるようです。

50年以上前のレンズのため、外装はあまり綺麗ではありませんが、レンズはちょっとホコリが入っているくらいで、写りには特に問題がなさそうな感じ。
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以前紹介したIndustar-61L/Dと並べてみました。

外装はライカのElmar 50mm F3.5のコピーのため、沈胴します。
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沈胴すると、かなりコンパクトになります。

フォーカスをもっと近距離にした場合にレンズが最も繰り出した状態になりますが、Eマウントならばこの状態なら沈胴させても大丈夫な(ボディ側にぶつからない)ようです。ただ、それ以外の状態ですとボディにぶつかって傷が付く可能性がありますので、基本的には沈胴させない方が無難です。僕はNEX-6のボディに跡つけちゃいました。。。なお、m4/3のE-PL5ではどうやってもちゃんと沈胴しませんでした(ボディと干渉します)。

試写はNEX-6との組み合わせのもの。画質については、見た目のオールドさと比べれば、普通に写ります。
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ボケについては、流れたようになって、あまり綺麗とは言えません。

この写真、ちゃんと沈胴を引き出してなかったからなのか、左側だけがっつり片ボケてますが(他の写真はこんなことにはなっていない)、真ん中の部分は必要十分なシャープさ。
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見た目のオールドさを楽しめて、割と普通に写る。そしてとにかく安いので、たまに出してきてそのオールドな見た目を楽しみつつ散歩する、という目的で買ってみるのも、悪くないと思います。