ウォークマンAシリーズ、NW-A45買いました

ポータブル音楽プレーヤーの購入頻度ってそれほど高くないのですが、大体3年くらい経つとバッテリも弱ってきて、どこかおかしくなってくるんですよね。今までは3年前に出たNW-A16を使っていたのですが、HOLDボタンの誤動作が目立つようになってきました。

最近のウォークマンAシリーズは2年に一回デザイン変更の「フルモデルチェンジ」が行われ、その間の年のモデルチェンジについては筐体デザインが変わらない「マイナーチェンジ」となるのがパターンになりつつあります。今年のNW-A40シリーズはNW-A30と筐体デザインは変わらない「マイナーチェンジ」モデルですが、来年までNW-A16がちゃんと動いてくれるか怪しい感じになってきたので買い替えました。

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購入したのはA40シリーズで最も安い、イヤホンなしで内蔵16GBのNW-A45。色はグレイッシュブラック。実売2万円ちょっと。これにSanDiskの200GBのmicroSDを組み合わせています。音楽データは全部microSDカードに入れていて、本体内蔵メモリは全く使っていません。

ケースはNW-A30シリーズ用で、TPU素材のもの(購入リンクは記事下部参照)。NW-A16ではプラスチックのケースを使っていて、結構な回数を落としてケースをバキバキにしてしまいました。なので、保護性能の面でスマホ向けで気に入ってたTPU素材を選んだのですが、購入時点でちょっと黄ばんでたりしたのは中華メーカーのものなのでご愛嬌、というところ。まあ、ケースの黄ばみは僕はあんまり気にしないのですけど、気になる方は違う素材のものの方が良いかもしれません。

購入したのはイヤホンが付属しないモデルなので、普段はMDR-EX800STを組み合わせて使っていますが、音いいですね。今年は筐体デザインが変更されない「マイナーチェンジ」のはずなんですが、アンプ周りは完全に新設計だそうで、去年NW-30シリーズを視聴したときのイメージとは大きく違っていて、少し低音が強めではあるものの非常にヌケの良い音。このクオリティで2万円ちょっとなので、アンバランス接続のイヤホンで聴くなら僕はこっちでも充分な感じ。他社の3万円くらいの高級モデルの廉価版よりも個人的には好みな音。かけられるコストの範囲でうまく音作りがされていると思います。

アンプ周りの刷新と同じくらい気になっていた新機能のUSB DACについては、音が思ったよりも良いので、音楽用途で少しは使っても良いかな、とは思うものの、遅延が気になります(ただし、DSEE-HXなどのデジタル処理を外すと遅延は縮小する)。発売当初はできなかったLightning - USBカメラアダプタ経由でのiPhone接続が発売後のアップデートでできるようになるなど、継続的に改善しようとする姿勢が見られるのは好ましいことだと思いますが、オマケ機能だと思った方が良いでしょう。

最近のウォークマンはハイエンドのZXリーズに注目が集まり、メインストリームのAシリーズはあんまり注目を集めない存在になりつつあります。

正直なところ、「今使ってるのが調子が悪いから必要に迫られて買った」という感じであまり期待していなかったNW-A45ですが、予想に反して満足度の高いデバイスでした。