APS-C Eマウントの新便利(?)ズーム、E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135買いました

世の中フルサイズセンサーの「ベーシック機」α7IIIが話題になっておりますが、空気を読まず(?)に1ヶ月ほど前に出たAPS-CのズームレンズSEL18135を購入。

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買った理由は、SEL1670Zの画質が我慢ならなくなってきたからです。

SEL1670Zは絞り開放で甘くて、絞ろうが端の方が流れて収差もひどい、ってのはよく言われますが、それはもうその通りで、色々撮ってると気になる。フルサイズ買うか、そもそもマウント切り替えるか、って思っていたところで出てきたのがこのレンズ。

ただのコンパクトな便利ズームかと思いきやそうでもないらしく、抑えめの画角・明るさが功を奏したのか、画質面でも評判は良い。

CP+前にα7IIIが出ましたが、同じく良さげなSEL24105Gと組み合わせると40万弱の投資になってしまうので、ちょっとすぐには手が出ないなぁ、というわけでSEL18135買ってみた、というわけ。

作例をいくつか。1枚目を除き、α6300に付けてRAWで撮影したものを無加工でLightroomから出力したものになります。

酔の街角

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ボケはF3.5-F5.6のズームなのでこんなもんかー、って感じですけど、開放からシャープだし、周辺部の収差もかなり抑えられてると思います。

手ぶれ補正については、最近のハイエンドレンズ・ボディ程ではないですが、望遠端で3.5段くらいは効く感じで、実感として3段効くか効かないかっていう程度だったSEL1670Zよりは確実に効くと思います。

小さくて高画質なこのレンズですが、実は電子補正前提のレンズで、広角端でレンズ補正をLightroomでオフにするとこんな感じになります。

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口径食出てますねぇ。で、補正をオンにするとこうなる。

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結構色々と補正されてるのがわかります。Eマウントはレンズ側に補正情報を持っていて、初代NEX-5の世代を除けば補正が効くので、現行機種でなくても補正はかかるはずで、手元のNEX-6に付けて撮ってみましたが補正は効きました。

あとはズームを望遠側に一番伸ばした状態だとこんな感じ。

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鏡筒は思ったよりも伸びないですね。質感的には、鏡筒はプラスチックな質感で、リング類もゴムです。SEL1670Zのメタル鏡筒、リングが好きだったので、外観はちょっと気に入らないかも。

レンズ側の切り替えスイッチはAF/MF切り替えのみ。個人的には三脚に載せて使うことも多いので、手ぶれ補正のオン・オフスイッチが欲しかったなぁ。

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外観は地味で高級感はないですが、画質は評判通り。

使っていると18mm(35mm判27mm相当)の広角側が「もう一息」となることは少なくないのですが、SEL1670Zと比較して、画像のシャープさ、周辺部の画質の点でSEL18135に明確なアドバンテージがあります。SEL1670ZとSEL18135を比較するして、高いSEL1670Zを選択する理由って、画角の差を考慮しても、正直なところないんじゃないかと思います。