DSC-RX100(初代)を買ってみた。

「フルサイズセンサーのカメラを持ち出せないときは高倍率の1インチのコンデジで妥協だなんて、あまりにも寂しいでしょ。」と煽って一週間ちょっとしか経ってませんが、(高倍率ではありませんが)「1インチのコンデジ」買ってみました。

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上記の煽りの意図は『「フルサイズ」と「1インチのコンデジ」の間にはAPS-Cマイクロフォーサーズといったよりコンパクトなレンズ交換式カメラのシステムがあり、それらを適材適所で使うべきなのではないか、APS-Cマイクロフォーサーズ”も”買おう!』という提案であり、「適材適所」で考えた場合、当然1インチには別の役割があるはずです。

そんなわけで、ソニーのRX100シリーズやキヤノンのG7X/G9X MarkIIなどの1インチのコンデジが気になっていたのですが、通勤経路の駅の近くにあるカメラのキタムラで初代RX100の良品中古が出ていることに気づきました。税込み23500円くらいになっていて、かなりお安い。

RX100シリーズは、今回購入した初代(M1に相当)からM6と、M5Aの7機種が発売され、マイナーチェンジのM5Aに置き換えられたM5を除く6機種が現行機種として「併売」されています。

モデルチェンジするたびに少しずつ改良されているのですが、個人的な観点で影響の大きな違いをピックアップすると、下記のような感じです。

  • レンズは(1) 35mm換算28-100mm相当F1.8-4.9(初代、M2)、(2) 24-70mm相当F1.8-2.8(M3、M4、M5、M5A)、(3) 24-200m相当F2.8-4.5(M6)の3種類に分類される
  • EVFなし(初代、M2)とEVF付き(M3以降)
  • AF高性能化およびフロントエンドLSIによる高速連写・大容量バッファ(M5、M6、M5Aのみ)

初代RX100は最新のM5AやM6と比較したとき

  • レンズの画角や明るさのスペックがやや古臭い(広角28mm相当、望遠側で100mm相当でF4.9まで暗くなる)
  • EVFがなく、液晶ディスプレイもチルトなし
  • AFや連射の性能が劣る

といったところで差異があるわけですが、M5Aは量販店で約9万円、M6になると約14万円にもなります。それと比べたとき「中古で税込み23500円」ならば、撮影のしやすさに関する性能面で大きな差があったとしても、「別の使い方をするカメラ」として妥協することが可能であろう、と考えたわけです。

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使い道については、子供と一緒に出かけるときはα6300+SEL18135を持っているので、「通勤カバンに入れておくカメラとして出勤・退勤時にスナップを撮る」というのと「妻が使う用のカメラ」のどちらかで使われることになるんじゃないかと思います。通勤時のスナップには高速なAFは必要ありませんし、妻が使うカメラはどうしてもハードな使われ方になりがちなのであまり高いカメラは渡せません。そういった観点でどちらもRX100の初代は悪くない選択だと考えました。

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画質については、まだほとんど撮影していないので、しばらく使ってみてからまた書こうと思います。