コロナウイルスの蔓延によってすっかり外に出なくなってしまったのですが、その直前までお出かけするときの標準装備はこの3台でした。
- SONY α6600 + SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135(写真中央)
- SONY α6300 + SIGMA 56mm F1.4 DC DN(写真左)
- SONY NEX-5R + SONY E 10-18mm F4 OSS SEL1018(写真右)
これらをTIMBUK2の「クラシックメッセンジャー S」という定番のメッセンジャーバックに、インナーケースに入れた状態で詰め、さらに底に小型の三脚を入れて出ることもあります。
「いつかは35mmフルサイズのミラーレスに移行するのだろう」と思っていた時期もあったんですが、最近はすっかりそういう欲もなくなり、APS-CのEマウントはレンズもめったに出ないので物欲もそれほど刺激されず、これらの機材で平穏にただただ写真を撮り、LightroomでRAW現像することを繰り返していました。
上にあるものを含めて、手持ちのレンズで使用頻度の高いものをリストアップすると、
- SONY E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SEL18135
- SONY E 10-18mm F4 OSS SEL1018
- SONY FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS SEL70300G
- SIGMA 56mm F1.4 DC DN
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN
こんな感じです。望遠の1本を除けば、「現状SONYのAPS-C Eマウントでレンズ揃えるならコレ」という選択肢になっているとは言えると思うので、少し書いていきましょう。
なお、これらのレンズで(撮った写真をRAW現像すれば)下記の自分のInstagramアカウントの写真のほとんどが撮れます。
一部売ってしまったレンズ・カメラやRX100を使ったものがありますが、少なくとも35mmフルサイズのセンサーを使ったカメラの写真は(今のところ)ないので、「これくらい撮れる」と思うか、「物足りない」と思ってフルサイズを買うか、を考えてみるのも良いかもしれません。
さて、ほとんど効果がなさそうなInstagramのアカウントの宣伝の話は終わりにして、レンズの話に戻ります。
最初のSEL18135は「高倍率ズームキット」としてボディとセットになっているレンズですが、これは普通にいいレンズですよ。最近出たSEL1655Gという標準ズームレンズもありますが、純粋に高いし、試写の画像を見てもあんまり惹かれなかったので、個人的なオススメはこいつです。
望遠のSEL70300Gは去年は子供の学校のイベントと競馬場に行ったときくらいしか使ってなくて、普段は本当に小さいレンズしか持ち歩かなくなっていますが、子供のイベントごとには「ダブルズームキット」の望遠レンズよりも焦点距離を長いものを持っていた方が良いと思います。今買うならAPS-C専用のSEL70350Gの方がちょっと安くて、軽くても持ち運びやすくていいと思いますが。
超広角のSEL1018は設計が古いのと、周辺部の流れや歪みが最近のレンズと違って補正でうまく撮れないので画質面では若干不満で、それがそのまま使用頻度が下がる原因になっている気がします。画角的な「抑え」として鞄に入れておこうとするのですが、減らす場合の最初の候補はこいつになります。でも、超広角の選択肢は他にないのですよねぇ。ここはなんとかして欲しい。
SIGMAの2本は単焦点。ソニー純正のAPS-C向けの単焦点は設計が古いのが多いので、現状ではSIGMAのf1.4 DC DNシリーズの中からチョイスするのが良いと思っていて、その中では使いやすそうな焦点距離の56mmと30mmを購入して使っています。SIGMAの2本は撮る対象を考えて焦点距離でどちらかを選ぶようにしていますが、どちら1本を買うとしたら断然56mmがオススメです。
↓が56mmの作例。
↓が30mmの作例。
そんなわけで、特に使用頻度が高くてオススメなのはSEL18135とSIGMAの56mmですね。
とりあえず、α6600/α6400の高倍率ズームキットあたりを買っていただき、追加でSIGMAの56mmを購入する。これがSONY APS-Cのファーストステップとしてはベストなんじゃないかと思います。α6400にすれば、フルサイズのボディよりもお安く揃いますし。
そもそも論として、レンズマウントのAPS-C Eマウントを購入する必要があるのか、という点については、ミラーレスの中でも評判の良いオートフォーカスの機能・性能が比較的安価で手に入る、というのがあると思います。オートフォーカス性能については安いモデルのα6100でも、高価なフルサイズ機と比べたときに出し惜しみをしているようなところがない、というのは、他社の同価格帯のカメラと比べたときに圧倒的なアドバンテージになるはずです。
一方で、予算を抑えた中でももう少し趣味性のある写真が撮り方がしたい、という場合には、見た目の飾り気がない感じやレンズのラインナップを考えて、別のメーカー(例えば富士フイルムとか)の方がいいかもしれません。