APS-C Eマウント用中華レンズNeewer 35mm F1.2レンズ購入

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いわゆる「オールドレンズ」という類のレンズは何本か持っているのですが、入手しやすい価格帯のものは大体焦点距離が50mm。APS-Cのボディに付けると中望遠域になってしまうので、ちょっと使いにくい。

一方で、中国の光学機器メーカーが設計・販売しているレンズの中には、APS-Cのミラーレス用で手動絞り・MF専用で大口径・コンパクトなものがいくつかあります。これらは描写の面ではオールドレンズ的な描写の乱れが楽しめるものが多い。

そんなわけで、ずっと気になっていたんですが、AmazonサイバーマンデーセールでセールになっていたNeewer 35mm F1.2を買ってみました。通常価格が9000-10000円程度していたものが5399円でした。APS-CのEマウントボディにつけると35mmフルサイズ換算で52.5mmの画角になります。

Eマウント用ですが、このレンズはイメージサークルAPS-C用に設計されているようですので、フルサイズボディに付ける場合は手動でAPS-C相当の画角になるような設定が必要になるはずです。

記事先頭の写真はHAKUBAのねじ込み式のレンズフードを取り付けた状態のもの。このフードは根本にネジが切られていないので、普段はフードの先にレンズキャップをつけています。

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写りとしては、絞り開放のF1.2は描写が甘いので、F2.8くらいまでは絞って使いたいところ。F2.8まで絞れば一定レベルのシャープさが出ます。

ボケはいかにも滲んだような感じでいまいちな印象ですが、これはレンズの味として楽しむべきところではないかと思います。

このレンズの特徴はピントを手前に持ってきて、奥に点光源を配置したときの丸ボケです。

いわゆるバブルボケと言われるようなタイプの特徴的なボケが出ます。事前知識として、このレンズでバブルボケが出るのを知っていたから見た瞬間に即決で買ったところはあります。

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その他では、各種刻印類のフォントの安っぽさや、斜めに光源を入れると盛大にフレアが発生するなど、気になるところあります。

ただ、コンパクトなレンズではあるので、バブルボケを遊ぶためのレンズと割り切って、イルミネーションを撮影するときなどに鞄に入れておくと良さそうです。