KZ DQ6 3ダイナミックドライバイヤホン

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年末にKZ ZAXという中華イヤホンを購入しました。

これが想像したよりもずっと良かったので、同じメーカーの別のモデルを追加購入。

KZ ZAXは6000円のイヤホンでしたが、今回のKZ DQ6はなんとセールで2200円のイヤホンです。KZ ZAXAmazonで販売している業者からの購入だったのですが、このKZ DQ6はAliExpressで中国の業者から購入してみました。

Amazonで販売している業者の場合、AliExpressの平均的な価格と比較してざっくり一個あたり500-700円くらい価格が上乗せになっている感じです。これはおそらく、純粋に輸入してAmazonの倉庫に送り、保管するためのコストなのでしょう。6000円のイヤホンなら1割の上乗せでAmazon発送(と返品などのトラブル対応の気軽さ)という安心感が得られる、とも考えられますが、イヤホンの価格がより安くなればなるほど上乗せ分の割合が高くなります。

今回、DQ6よりももっと安いモデルも欲しかったこともあり、一緒に購入してみました。思ったよりも早く、1週間程度で届きました。ただ、「もっと安いモデル」の方は業者が別で、あまり評判が良くない運送会社経由になったので、まだ届いてません。今これを書いている時点で、日本国内には到着したみたいですが、、、まあ、届いたらレビューします。

さて、購入したDQ6ですが、BA(バランスドアーマチュア型)とDD(ダイナミックドライバ)のハイブリッドドライバではなく、DD(ダイナミックドライバ)が片側に3つ、という珍しい構成。透明な筐体をよく見ると、10mm程度の大きなものが1つ、7mm程度の小さなものが2つ、付いているように見えます。

イヤーピースには最初白く半透明な、長さの短いものが付いていたのですが、これは耳に合わなかったので、手持ちの中からソニーのハイブリッドイヤーピースMサイズをつけています。音質についても、このイヤーピースをつけての評価となります。

音については、いわゆるスーパーロー的な音域はちゃんと出ています。低音はしっかり出つつもモコモコしてなくてクリアな音。高域はちょっと独特な歪みのようなものを感じる印象はありますが、安物にありがちなシャリシャリ感は皆無。基本ラインは高レベルでクリアしていると思います。多ドライバならではの「押し寄せるような感じ」のあったKZ ZAXと比較すると音場の広さが印象的で、特にオーケストラなどの生演奏の再生が気持ち良い。

音は好印象なものの、3つのダイナミックドライバを内蔵することもあり、サイズの大きなイヤホンのため装着感はあまり良くなくて、自分のようにイヤーピースを選んだり、うまくハマる場所を見つけないと長時間付け続けるのは厳しいかもしれません。

また、これはKZ ZAXもそうなのですが、ドライバがたくさん付いている割に能率は良いようで、貧弱なイヤホン出力でも音量はしっかり取れます。ヘッドフォンアンプが使えない状況でも安心。ノートPCやタブレットなどに直接繋いで使うイヤホンとしても使いやすいと思います。

結論として、6000円のKZ ZAXの押し寄せる音も「味」としては良いのですが、2500円のKZ DQ6の広がるような音の方が普段使いはしやすく、利用頻度はDQ6の方が高くなりそうな感じです。

しかし、これがAmazonの業者から買っても3000円だって言うんだから信じられない。本当にビックリしてしまいます。

KZのイヤホンはもう一個来ますが、次はさらに安いです。さて、どんな出来なのか。。。