別におしゃれでもなければ、写り込むと面倒なものもあるので全体像の写真は出しませんが、自分用の書斎スペースを持っています。
コンセプトや広さとしては、増井雄一郎さんのブログにある仕事環境が近いですね。まあ、部屋を含めてこんなにおしゃれでもなければ、綺麗でもないですが。
壁を背にした机の配置は今の部屋に引っ越ししたときからなので偶然同じなのですが、ケーブルを隠すために天板の下にギミックを仕込むなどの工夫は、これを読んで参考にしました。
モニタとして32インチと27インチをデュアルで置き、HDMIマトリックス セレクターや光デジタルセレクタを使って、私物のPCから仕事用PC、さらにはゲーム機まで一通り映像・音声を切り替えて利用可能な環境を構築しようとすると、とてもじゃないけどYouTuberの「デスクツアー動画」に出てくるようなシンプルでオシャレな見た目にすることはできず、ケーブル地獄になるわけです。
それでも、ACアダプタやケーブルなどをある程度机の下に吊ったワイヤーネットの「収納」に押し込むことで、足元にケーブルがゴチャッとなることはかなり避けられています。
ボケてる奥の方にケーブルがごちゃごちゃしているのが見えますが、これは壁側。子供が侵入してきてもなんとか大丈夫な状態を維持できています。何でワイヤーネットで吊っているかも、写真からわかってもらえるんじゃないかと思います。
また、間取りの中ではキッチンの横に配置されているので、家族がくつろいでる中で作業をする、というスタイルも同じで、昨年からのコロナ禍での在宅勤務では子供の姿を見ながら仕事ができる(イヤホンで遮音はする)など、QOLの向上に貢献するとともに、その重要性が増しており、自分なりのこだわりを持って育ててきた書斎スペースの価値を改めて感じています。
同じように狭いスペースでも書斎を作れないか、と思っている方には、ちょっと古いですが、いしたにまさきさんの「あたらしい書斎」という本がおすすめです。Kindle版があります(下にリンク貼っておきます)。
書斎スペースの意味への考察から、実際の構築例(発行当時の増井雄一郎さんも登場します)も出てきます。何より、「オシャレ度」みたいなのはあまり気にしてなくて、あくまで実用的な視点に立って書かれているのが良いところ。
一方で、自分の書斎スペースについては現状「一旦の完成を見た」という気分になっています。
これ以上デバイスを増やすのは無理そうです。上方向にモニタを高いアームで配置して増やすとか、左側に強引にもう一枚モニタを増やす(机から完全にはみ出る)とか、考えたこともあるのですが、圧迫感が高まりそう。何かを入れ替える場合には基本的には「もっと高級なものに交換する」しかありません。まあ、USB DACをもっと良いのにするとか、モニタをもっと品質の良いものにするとか、やっても良いんだけど。
ずっとこれで生活していると、また欲も出てくるかもしれませんし、子供が大きくなったらこのスペースを維持できなくなるかもしれませんが、そのときはまた考えることにしましょう。
そんなわけで、コロナ禍をきっかけに在宅勤務が定着する企業も現れる昨今、皆さんも自宅の書斎スペースについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。