青春18きっぷ、最後の5回目です。目的地は碓氷峠の信越本線の廃線を利用した遊歩道である「アプトの道」。
横川駅からスタートして熊ノ平駅跡まで行って戻ってくる、という66.7パーミル勾配、往復10km超えのハイキングです。
このアプトの道、過去に来たことがあるのですが、そのときは途中の「峠の湯」までトロッコ列車ラインで移動しました。
これに乗るとすごくラクなんですけど、廃線のうち、新線区間をゆっくり撮影できないのと、前回は時間が制限されて熊ノ平駅まで行けませんでした。なので、全部歩いてゆっくり写真を撮ろう、というわけです。
横川駅に到着したのは11時くらいだったので、小腹が減っていました。なので駅そばを軽く一杯。
小腹を埋めたらほぼ真っすぐの坂道を登りはじめます。
ちなみにこれがトロッコ列車ライン。乗ると結構楽しいんですけどね。
途中には旧丸山変電所があります。レンガの建物がきれいに修復されて残っています。トロッコ列車ラインでは、登りでここで一回止まって写真が撮れます。
少し左にカーブして、さらに登ります。
こういう鉄橋、いいよね。
アプトの道のうち、新線区間が整備されているのは峠の湯まで。左に逸れて旧線区間に入ります。
峠の湯の近くのドライブインでお昼。お風呂は帰りの予定なので我慢。ラーメンと力餅。ラーメンはちょっと少なめでしたが、このあとさらに歩くことを考えると「適量」だったかもしれません。さっきそばも食べたし。
峠の湯から先はアプト式と呼ばれる方式が用いられていた旧線の勾配区間に入り、レンガ作りのトンネルが登場。
猿も出ます。
しばらく歩くとレンガ造りの橋である「めがね橋」に到着。ここはすぐ下を道路が走っているので、降りれるようになっています。
また、ここは北陸新幹線(長野新幹線)開業前は信越本線の現役線(新線)からこのめがね橋が見えることで有名な場所でした。なので、めがね橋から新線の橋が見えます。
この日は、この新線を歩くイベント(廃線ウォーク)が開催されており、その参加者が見えました。欄干低くて怖そう。。。
めがね橋の先のトンネルは非電化時代に蒸気機関車の排煙を抜くための穴があったり、そもそも長くて曲がっていたり、見どころの1つです。写真は帰りに撮影したものですが、この迫力ですよ。
合法的に入れる廃線として、非常によく維持されていると思います。
そしてアプトの道のゴールの熊ノ平駅(信号場)跡。ここは入れる場所は制限されるものの、そのまま放置されており、割と朽ちるがまま。
熊ノ平駅は碓氷峠として真ん中くらいなんですが、ハイキングコースとして整備されているのはここまで、この先は廃線ウォークでないと歩けません。
そして戻るわけですが、帰りは途中の峠の湯でひとっ風呂浴びたい、というわけで、日が暮れる中、耐えきれず入浴。
ここ露天風呂、気持ちいいんですよねぇ。そして風呂から上がればコーヒー牛乳(写真は飲み終わったあとの空き瓶)、ご飯とビール。峠の湯はお風呂は良いんですが、食べ物が学食・社食レベルなのはちょっと残念なところ。
ゆっくりしてたら見事に真っ暗になりまして、街灯のない廃線跡なんか歩けず、国道18号旧道沿いを歩きます。
街灯はあってもめちゃ暗いんですが。
横川駅に戻ったら信越線で帰るわけですが、寄り道したいところがあったので途中下車。
降りたのは安中駅。駅の南側に東邦亜鉛安中製錬所があり、工場夜景スポットになっています。
軽い三脚しか持っていませんでしたが、次の電車までの時間にちょっとだけ撮影。
このあとは高崎から高崎線に乗って帰宅。最後の5回目終わり。こうやってまとめてみると、ちょっと「また買いたいな」とか思ったりもしますが、今こういうの売ってるんですよねぇ。
買って休み取ってどっか行くかなぁ。。。