今年も行ってきましたCP+。触ったのを紹介していきます。まずは主目的のソニーブースから。
当然ですが、最も触りたかったのはα6300です。付いているレンズの関係上、2回並んで触らせてもらいました。まずは自分が使うとしたらメインレンズとなるSEL1670Zとの組み合わせ。
会場で触ってるときはあまり気にならなかったのですが、こうして写真で見直してみると、α6000比で3mm厚というボディの暑さはちょっと感じますね。SEL1670Z自体がかなり長いレンズなので、実際に使う上では何の問題もないレベルの差ではありますが。
なお、どうでも良いことですが、CP+会場での写真は全てNEX-5RとSEL1670Zの組み合わせで撮影したので、同じレンズで同じレンズを撮影している、という構図になります。
去年もそうだったけどソニーブースのホワイトバランスのズレっぷり酷いなぁorz
次はLA-EA3での動作を試したかったのでAマウントレンズとの組み合わせ。レンズはSAL2875。こうしてフルサイズのF2.8通しレンズをつけると、APS-C Eマウントボディのコンパクトさを実感します。
試用したレンズが超音波モーターのSSMではなくSAMということもあり、あまりAFは速くありませんが、コントラストAF的なもったり感、行ったり来たりする動作はなく、望遠でなければそれなりに使えるのかな、という印象。レンズ選びは対応してくれた方にお任せしたのですが、SAL85F28かSAL1650にすれば良かったなぁ、と思いました。後の祭り。
最後は将来的には欲しいSEL70200Gとの組み合わせ。このレンズは今回発表されたG Masterではなく期発売の普通のGレンズで、F4通しのもの。
AF速度については望遠レンズ体感コーナーに行かなかったので体感しなかった(どうせ比較対象がないし)のでなんとも言えませんが、α6300の目玉の1つである「電子水準器」は、NEX-6と全く同じ見た目で動作することは確認。メニューのUIはNEXからαに名前が変わったタイミングで大きく変わりましたが、基本的なボタン配置などはNEX-6とそれほど変わりませんので、問題なくサブボディとして併用できるかな、と思いました。
値段は結局定価15万円コースになりましたが、モノ自体は購入するにあたって特に気になるところはなく、NEX-6の買い替え先として問題なし、と判断。
α6300と同時に発表されたG Masterレンズ群についても、せっかくなので一応触ってきました。SEL2470GMは夜景の鉄道(模型)撮影コーナーでα7SIIとの組み合わせで撮影体験してきましたが、ボケが綺麗だったのが印象的でした。
ただ、シボ加工の黒い鏡筒は最高級クラスのレンズの仕上げとしては質感の魅力がちょっと弱いような感じがします。シボなし仕上げのツァイスブランドレンズと見た目の差別化を図ったのだと思いますが、ツァイスレンズの方がカッコいいかなぁ。赤いGバッジもツァイスの青バッジと比べると地味な印象を受けますし。
ふと手持ちのレンズやボディと見比べると、ソニーのA/Eマウントって結構世代や価格帯によってデザインコンセプトがバラバラなのが気になります。Eマウントが登場する前の時代、Eマウントの初期、α7以降、と大体3つの時代にわけられると思うのですが、ツァイスブランド以外のレンズって時代によって見た目が全然違っていて、同じメーカーという感じがしません。さらに、ミノルタ自体から作っているレンズも、これらとはまた別の鏡筒デザインだったりします。今回のG Masterのデザインも「ツァイスとは違う見た目にする」ということを優先したように見えるところもあり、もう少しデザインに一本筋が通ったものがあって良いのではないでしょうか。
また、Aマウント時代に他社OEMと思われるレンズが自社設計のレンズラインナップを補ってきたことについては、今一度見直して良いかもしれません。特に、比較的購入しやすい価格帯のフルサイズレンズは、外装を自社製レンズに合わせたものをもっと豊富に用意するのも選択肢としてありだと思います。
次回紹介するシグマの動きや、マウントアダプターのベースとしての人気ぶりを見ると、おいしいところを丸々持って行かれちゃうのではないか?という不安を感じるのです。
こんな感じでソニーブース編終わり。次はEマウントユーザーとしては外せないシグマブース。