
フルワイヤレスイヤホンの買い替えの話。詳細なレビューはいくらでも見つかるWF-1000XM6なので、購入の経緯と音の印象の話しかしません。
AirPodsが流行っても最初はフルワイヤレスイヤホンを導入せず、4年半ほど前にはじめてソニーのWF-1000XM4を購入。
長持ちさせようと思って、通勤や電車に乗るお出かけのときなど、使用頻度を抑えながら使っていたんですけど、残念ながらあまり意味がなかったみたいで、去年からバッテリが1時間程度しか持たなくなりました。このWF-1000XM4、購入してそれほど経たないうちにバッテリが持たなくなる現象が起きて、「とりあえず交換」となったわけですが、交換品も期間が多少延びたものの結局は似たような状態になった、ということになります。まあ、原因も判明しないまま交換されたっぽいので、嫌な予感はしていたんですが。
多少、言葉を選べば「持病」、悪い言い方をすれば「欠陥」ってところでしょうか。「フルワイヤレスってそんなもんだろ?」という気もしますが、「使用頻度に関係なく期間で起きる」という話なので部品選定を含めた何らかの設計上の不備があった、ということのように見えますね。
ということで、WF-1000XM4が外では使い物にならなくなったので、その後に追加で購入した(実際にはPixel購入のクーポンでほぼ賄った)Pixel Buds Proの初代機を使っていました。
こちらはバッテリがおかしくなることもなく普通に動いているんですが、音はあんまり好みじゃない。普通に良い音のイヤホンだと思いますが、自分の音の好みがちょっと特殊なので、どうも気に入らない。
なので、電車に長時間乗るときには有線イヤホンを併用したりしていました。下記のUSB DACは、「電車の中でEtymoticのイヤホンを使う」ことを主目的に買ったものだったりします。
でもまあ、有線イヤホンは面倒ではあるので、夏が来る前にPixel Buds Proよりも好みの音のフルワイヤレスイヤホンを探すことにしました。
選択肢はいくらでもあるのですが、結局は珍しいものは選ばず下記の3つに絞り込みました。
選定するうえでの前提条件は、まず一体型の製品であること。有線イヤホンのケーブルを付け替えてワイヤレスにするタイプは信頼性の面で却下。次にアプリを使ったイコライザで音の調整ができて、その結果をイヤホン側に保存できること。そうでないと、複数の機器で使い回すときに機器ごとに音が変わってしまいますし、PCなどアプリがない機器では音が調整できませんので。
で、3つの製品の音を試しつつ選んだのはWF-1000XM6でした。
まず、TechnicsのEAH-AZ100は低音の質感がダメでした。このモデルは元々「豊か過ぎるくらいの低音」が魅力のモデルですが、磁性流体を用いたドライバの綺羅びやかな高音も特徴とされていて、「低音をイコライザで抑えて制御すれば好みの音に化けるかな?」と思ったのですが、店頭でアプリを入れてイコライザで低音を絞っても"量"が減っただけで、低音の音質面では締まりのない感じのまま。ソニーはWF-1000XM4のバッテリのこともあって、最初はこっちが本命だったんですけど、「(あくまで自分の好みとして)これはダメだ」となりました。
次に、JBL Tour Pro 3はモニターイヤホンっぽさよりリスニング的な楽しさを追求した感じがあって、目指すところにまず違いがあります。また、EAH-AZ100とWF-1000XM6はいわゆる「メーカー指定価格」の商品なので、どこで買っても値段が変わらないのですが、JBL Tour Pro 3は季節によって変動していて、最近は値段が上がり気味、というのもちょっと気になりました。まあ、一応候補には入れていたけど、、、という感じだったということになります。でも、今これを書いてる時点ではAmazonでセールになっていてすごい安いなー。この機種はケースにUSB接続する低遅延モードがあるんですけど、このために買ってもいいかなぁ。。。
そしてWF-1000XM6なわけですが、製品発表当初の先行展示で聴いたときの印象は「最悪」でした。購入したWF-1000XM4は「低音に良い感じに"あきらめ(妥協)"があって好みな音」で、1つ前のWF-1000XM5は「ここ15年くらいのソニーのハイエンドヘッドホンの音を再現しようとした、低音がしっかりめの音」という印象でした。まあ、WF-1000XM5は「好みじゃないし、WF-1000XM4がまだ普通に動いていた」のでスキップしたんですが。
でも、WF-1000XM6は「メーカーとしての個性を失った、非オーディオメーカーが出した高級イヤホンみたいな音」という印象で、「これならソニーを選ぶ意味がない」と思いました。ソニーのHPにある「アーティストの意図した音」ってのは、結局のところ「売れているどっかのメーカーのフルワイヤレスイヤホンの音」だったのかもしれません。それなら「どっかのメーカー」でいい。そっちの方が多分安いかもしれないし、iPhoneともっとよく連携できるかもしれないし。
そういうわけで、一旦は他のメーカーも含めて探してみたのですが、やっぱりそっちもイマイチだったので、発売されてソニーが配布しているアプリの対応も完了して落ち着いたタイミングで、アプリでイコライザを弄ってWF-1000XM6を改めて聴いてみると印象が大きく変わり、「えーやん」となって購入となりました。ちなみに、今のイコライザの設定は↓のような感じです。

低音はバランス的にはもっと下げた方が好みに近いんですけど、あんまり絞るとそのまま音が痩せちゃうので、そこは聴いた感じで決めています。あとは、高音域の一部をちょっと上げて音のクセをわざと付けています。ちょっとシンバルの音などの高音がうるさい感じになりますが、この方が普段聴いてるEtymoticの音に近く感じる気がするので弄っています。
音的には割と良い感じに調整できたので気に入っていますが、あとはどれくらい調子良く働いてくれるか、ですね。