発売から2ヶ月位経ってレビューもなかろう、という感じですっかりやる気もなくなっていたのですが、購入したので記録として書いておきましょう。購入の経緯は前回↓をお読みください。
ソニーのフルワイヤレスイヤホンは、第1世代のWF-1000XMは期待を集めつつも、通信が安定しないなど散々な評判でしたが、第2世代のWF-1000XM3は通信の安定性の面では汚名返上の出来で大ヒット。現在ではこの1000XMシリーズを上位機種として、かなり低価格なものまで多様なモデルが展開されています。
なのですが、前のWF-1000XM3については、この時期に発売されたソニーのイヤホン・ヘッドホンの音が総じて好きじゃなかったのと、高音部のシャリ付きが気になり、「フルワイヤレスの利便性を考慮しても3万円の価値のあるイヤホンではない」という判断をしてスルーしました。有線イヤホンだと「U1万円クラスでありがちな音」くらいの評価でした。
でも、新モデルのWF-1000XM4はシャリ付きが気にならないレベルまで抑え込まれているし、低音の再現性は現代の製品に求められるレベルを保ちつつも、かなりバランスの良い音になっている印象。「妥協できそうな音(そしてそのうち妥協できなくなる)」ではなく、「満足できる音」で、継続して使い続けられると思います。
通信の安定性についても、iPhone 12 Pro Maxとの組み合わせにおいて、購入直後(ここ1 ヶ月位都心に出掛けていないので)に都心の駅や家電量販店など条件の厳しいところに行ってもほぼ切れることなく通信できました。もう一個購入した中華フルワイヤレスアダプタ(次回のブログで触れる予定)の通信の安定性がいまいちなので、外出時はこのWF-1000XM4を中心的に使っています。
マイクの性能について、スーパーに買い出しに行ったときには、家族とFaceTimeで繋いでやり取りすることがあるのですが、マスクを付けたままでも会話は問題なくできます。公共の空間なので、喋るときの音量が難しいのですが、だんだん慣れてきました。
家の中では、iPhoneやMacなど複数台とペアリングしておき、状況に応じて接続を切り替えています。基本的には、
という動作をしており、使い勝手も良いです。
ただ、気になるところとしては、イヤホン本体にタッチセンサーが付いていて、これで各種操作ができるのですが、これが結構誤操作しやすい。かといって操作できないように設定してしまうと、音楽をすぐに停止できなくなったりするので使いづらい。
ノイズキャンセリングについては、イヤホン単体での遮音性が結構高いので、日常生活をしていく上ではオフのままで困りません。というか、普段はオン・オフをあまり気にせずに使っていたりします。飛行機や電車など、恒常的な音が流れ続ける場所のときに気にする、くらいで良いんじゃないかと思います。
装着感については、落ちそうになったことは今のところないのですが、取り外したときに手が滑って落とす、というのは数回経験しました。歩いてたら勝手に落ちて拾えないところへ、、、ということはなさそうですが、形状的にあまり持ちやすくなく、かなり丸に近くて転がりやすいので、ちょっと外そうと思ったら滑って「あぁー」っていうのはありそうで結構怖いです。
「落下が怖いところではつけっぱなしにして外さない」というのが逆に紛失の防衛策になるのかもしれません。
このXF-1000XM4ですが、大変人気で発売から2ヶ月経っても未だにブラックモデルは予約をしてもすぐ入手できない状態のようです(シルバーは即日出荷になっているようです)。でもまあ、次のモデルチェンジは2年近くは先になるでしょうし、太鼓判を押せる出来ですので、納期は気にせず予約するのが良いと思います。